大東亜戦争も遠くなり、戦争に参加した方も少なくなる一方です。戦争は歴史書の中だけに有る実感の無いものとなりつつあります。実際に戦争に行った方のお話しを伺える機会もほとんど無くなっております。戦争はイヤですが、負け戦は惨めです。「今度は勝ちます」と某基地の幹部が叫んでおりましたよ。www
この御品は金属製の御守り入れでして、その中に成田山の御守りが入っています。兵隊さんが戦地に実際に持って行った御品だそうです。いかにもと思わせる雰囲気が漂っております。人間、ぎりぎりの限界世界に入れば、もうそこは神仏(かみほとけ)だけが頼りのワールドでございます。
それでもこの御品が残ったところを見ますと、所有者の方は無事に御帰還になれたようで何よりです。実際に戦地で弾の下をくぐった方のお話しを伺ったことがありますが、気を付けていれば生き残れるなんてものではなくて、全くの運だけの世界とおっしゃいました。
戦時中の文物がかなり集まってきておりますので、今後も少しずつご紹介をして参りましょう。