とくにとりたててお話することがある御品でもありませんが、戦後の復興が一応の終わった昭和30年頃の商店の宣伝の為の団扇でございます。当時の商店は現在と違いましてなかなかの社会的な力がありました。
しかし、中内ダイエーのスーパーなどが力を持つようになり、商店街は追い落とされたのでございます。現在はスーパーも同様の運命であり、Amazonのような新興勢力の良いカモになって焼肉定食の時代が相変らずに展開されております。
なんとなく懐かしい画柄でございます。もはや戦後も遠い時代になりました。この団扇は貴重品でもないのに何故か生き残りました、今後は復興を成し遂げた昭和時代の雰囲気を伝えるために遺ってほしいものでございます。