水浜電車 （QGISを利用して線路跡をトレース 2018/8/12更新）

水浜電車の廃線跡をトレースしました。

2018/8/11 マップを配信させていただいている忍者ツールズさんが　SSL　に対応いただけたので、http を　https に変更いたします。

いままで　Chrome　や　iPhone　で位置情報が使用できなかったのですが、SSL対応により使用可能となりました。


万が一ブックマークに登録して下さっている方がいらっしゃいましたら、編集操作で　http　の後ろの　s　を追加していただけるとありがたいです。　https://


水浜電車の地図　Mapwarehouse

水戸から那珂湊ま、。こんなのあったんですね。
那珂湊までの路線はトレースできなかったのですが手前の　海門橋駅　まで実施。
その理由はWikipedia 茨城交通水浜線を参照してください。

きっかけはこれ。スタンフォード大学 Gaihozu: Japanese Imperial Maps
一見の価値あり。日本陸軍の陸地測量部の成果、しかし著作権は大丈夫なんだろうか？などと要らぬ心配はあるものの・・・

この中の　JAPAN,1:25,000 地図の水戸近辺を見ていたところ軌道の腺を確認。



ダウンロード先は上記スタンフォード大学なのですが、もし上記画像の掲載に問題ありの場合はご一報願います。

さて、水浜電車のトレース手順。

スタンフォード大学のライブラリから　水戸　参謀本部　大正四年測図昭和五年鉄道補入同八年部分修正　外２葉のデータをダウンロード。

１.四隅表示の緯経度データ（東京測地系）を平面直角座標系（東京測地系）に変換。
（座標変換等は国土地理院の　”便利なプログラム・データ”　内の測量計算機能で実施）
２．東京測地系を世界測地系に変換。これは地理院からダウンロードしたTKY2JGDプログラムを利用しています。
　　（便利なプログラム・データの変換では、海上が変換できません。TKY2JGD　の３パラメータ変換が必要です。）
　　※実際にはJGD2011に変換する必要がありますが、小縮尺なので無視します。



３.QGIS を利用して　ジオリファレンスプラグイン機能により、画像に座標付け。
４.QGIS で、水浜電車をトレース。
５.かなりずれますので　地理院地図の　空中写真・衛星画像　1974年～1978年　を表示して、線路跡の判別可能な部分を修正。
６.判別不能の箇所は、国土地理院　地理空間情報ライブラリから1945年～1962年整備の航空写真をダウンロードして、簡易的にリファレンスして表示し、補正。


地理空間情報ライブラリ　MKT611-C18-14　国土地理院　1961年撮影　かな？

水戸市本町付近、画像中心のクランク内、白い部分が線路のようです。現在このクランクは解消されているようです。
古い航空写真を利用すると、こういう部分が解消できます。

７．最後に、地理院標準地図で、都市部の道路内にあったと思われる部分を修正。

いずれにしても　”正確なものは作れない”ので、大体の目安として利用してください。

スマートフォン、GPSつきのタブレットでの利用がお勧め。GPSを利用してポケモンゴーみたいに使えます。（ChromではGPSが利用できません）

右上のボタンで背景の地図を切り替えられます。

地理院標準
地理院淡色
空中写真・衛星画像　1974年～1978年
同じく　2007年～　

左　一番下のボタンがGPSボタンです。


以下Mapwarehouse でのその他の公開地図です。

夏井川Webmap

秋保電鉄Webmap

仙台鉄道Webmap

草軽電鉄Webmap

Mapwarehouseには登録されていないもの。

水浜電車Webmap

できているけどまだ公開していないもの。(2018/5/27 公開）

上田丸子電鉄。（青木線を除く）

上田丸子電鉄Webmap

沼尻鉄道。

沼尻鉄道Webmap

仙北鉄道。

仙北鉄道Webmap


よかったら使ってみてください。