実録、ともおじちゃん

典型的な客先常駐型ソフトウェア技術者の13年の軌跡

Puppy Linux

2009年05月02日 | コンピュータ・家電

実家に転がっていた(親父がどこからか貰ってきた)PCG-QR1/BPがプリ・インストールのWindows Meが起動中に固まってしまい、ニッチもサッチいかない状態だったので、ダメモトで、Puppy Linuxをインストールしてみました。

基本的に、Puppy Linux 4.1.2.1のisoイメージをCDブートして、HDDにフルインストールするだけですが、かなり苦戦しました。

まず、CDブート。起動オプションなしで起動すると、途中で固まってしまってNG。いろいろ調べてみると、ACPIを無効にする必要があるようで、boot: プロンプト表示中に以下のように起動オプションを指定。

boot: puppy acpi=off loglevel=7

loglevel=7はブート処理中のメッセージをコンソール上にダラダラと表示させるため。このオプションでブートすると、HDDがVFATであるというメッセージが表示されるものの、キーボード選択、X11設定メニュー表示後に無事起動。

ただ、このままだとメモリ不足で少し重い処理をさせると画面がクラッシュして操作不能に陥ってしまい、GPartedでパーティションの設定もままならない…仕方なく、端末エミュレータ上からfdiskでパーティションを再分割。

  • /dev/sda1 (ext3, 4.8GB)
  • /dev/sda2 (ext3, 4.5GB)
  • /dev/sda3 (swap, 128MB)

パーティションを分割するだけだと意味がないので、当然、ファイルシステムを構築。

# /sbin/mkfs.ext3 /dev/sda1
# /sbin/mkfs.ext3 /dev/sda2
# /sbin/mkswap /dev/sda3

あとは、Puppyユニバーサルインストーラで/dev/sda1にフルインストールし、MBRから起動できるようにGrubを設定。ここでもACPIを無効にするために、/boot/grub/menu.lstを編集して、次の赤字のオプションを追加。

 title Linux (on /dev/sda1)
 root (hd0,0)
 kernel /boot/vmlinuz root=/dev/sda1 ro vga=normal acpi=off

これで、HDDからブートするとPuppy Linuxが起動するはずです。

いろいろ触ってみましたが、いくら軽量ディストリビューションとはいえ、すごく重い。SeaMonkyの代わりにFirefox 3を入れたら…使用に耐えがたいぐらい応答が遅い…PCG-QR1/BPには荷が重かったかな。

 


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