実録、ともおじちゃん

典型的な客先常駐型ソフトウェア技術者の13年の軌跡

叔父他界

2008年03月13日 | 日記
入院していた叔父が他界しました。

昨年の年末に野菜を持っていったとき、

「正月、お父さんを連れてきなさい」

と言うので、約束どおり、正月に親父を連れて年始の挨拶に行きました。久しぶりに全員集まったこともあって、盛り上がりました。一人っ子の従妹に

「なんだかんだ言っても、本当は孫が見たいんだから…」

と説教する親父の話を聞いて涙ぐむ叔父が印象的でした。お酒もいい調子で飲んで酔っ払っていたので、涙もろくなっていただけかもしれませんが…

帰り際、日頃は

「また、おいで」

と坂の上から声を掛けてくれるだけなのですが、今回は両脇を叔母に支えてもらいながら、千鳥足で車の後ろまでやってきて

「ともくん、約束を守ってくれてありがとう。
約束を守ってく守ってくれてありがとう。」

と親父を連れてきたことのお礼を言われました。照れくさくもあり、なんとも言えない違和感を感じながらも、いつもどおり、

「また、来るけぇ。ご馳走様でした。」

と答えて叔父の家を後にしました。これが叔父との最期の会話になってしまいました。

親父が自慢する「消極的減農薬農法(単に手が回らなくて、農薬を撒くことができないだけ)」の畑でとれた下仁田葱を焼き、酒の肴にして野良仕事談義をしている叔父の姿が忘れられません。



あの世でぶち酒が好きじゃった祖父ちゃんが待っちょるけぇ、肝臓の数値はもう気にせんでもええんじゃけぇ、一緒に好きなだけ酒を飲みぃね。じゃあね。




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