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昨年の自殺者数1万2千人、1日当たり35人

2007年09月24日 | 統計・データ
【ソウル9日聯合】警察庁が世界自殺予防デー(10日)を控え国会保健福祉委員会に提出した2002年から2006年までの自殺統計資料によると、昨年の自殺者数は1万2968人で、1日当たり35.5人が自ら命を絶っていた。
 地域別では京畿道地域が全体の20.0%と最も多く、次いでソウルが16.9%、忠清南道が10.1%などとなった。過去5年間の自殺者の性別は男性が70%と圧倒的に多いが、女性の割合も年を追うごとに拡大している。

 過去5年間の自殺の動機は、えん世・悲観が44.9%が最多で、病苦が23.5%、痴情・失恋が9.0%、家庭不和が6.5%、精神異常が6.2%、貧困が4.8%、事業失敗が3.2%などだった。

 一方、統計庁の調べによると、2005年の死亡原因統計資料で5歳以上の人口のうち、自殺による死亡者数は1万2047人となり、自殺死亡率は10万人当たり26.1人となった。経済協力開発機構(OECD)加盟国の過去20年の推移をみると、最も早い速度で自殺が増加している。

 自殺による死亡者は、がん、脳血管疾患、心臓疾患についで4番目に多く、20~30代の死亡原因ではトップとなっている。

 保健福祉部は急速な自殺増加に歯止めをかけるため、自殺予防5カ年総合対策をまとめ推進している。政府は自殺が個人や家庭の問題ではなく、社会的な問題と認識し、宗教界や学会、市民団体などが手を組んで自殺予防相談などを進めていく考えだ。韓国自殺予防協会と保健福祉部は、10日の「自殺予防デー」に記念式を開催する。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070909-00000010-yonh-kr