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枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

尾道の寺再訪・・浄土寺多宝塔・阿弥陀堂

2014-09-05 | 古い神社や寺で
          尾道の街は、狭い瀬戸の水道を前に、山が海に落ち込むわずかな隙間に拡がっています。
          その街並みの最も東にある大寺、それが、転法輪山大乗院浄土寺(現在は真言宗泉湧寺派
          大本山)です。推古24年(616年)聖徳太子の開創と伝えます。
          海岸の道から、山陽本線の下を潜り、急な石段を上ると山門に。
          境内、左より本堂、阿弥陀堂、そして多宝塔と並ぶ様は圧倒されるようです。
          (本堂、多宝塔は国宝、阿弥陀堂は重文)
          一際美しい姿で、迎えていただくのが多宝塔。
          1328年、この地の富豪道蓮、道性夫妻の発願により、本堂とともに建立されたと伝えます。
          和様を主に、大仏様、禅宗様を採り入れた様式と言われ、牡丹唐草に蝶、法輪などの彫刻の
          ある板蟇股(かえるまた)も見事。二層軒下の幾重にも重なる木組みを見ていると、
          心が吸い込まれるようです。
          多宝塔の左に建つのが阿弥陀堂。
          1345年の再建と伝えます。桁行5間、梁間4間、寄棟造、本瓦葺き。
          今は真言宗の寺ですが、このお堂には蓮如の六字名号「南無阿弥陀仏」の額を有するなど、
          浄土真宗との縁が強く感じられます。
          浄土寺にあって私の最も好きな建物はこの阿弥陀堂です。緑の山をバックに
          その雄大で簡潔な表情に接すると、心躍るような気持ちにさせられるのです。




 山門と本堂





 多宝塔



































 阿弥陀堂























 浄土寺を下る











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