尾道の街は、狭い瀬戸の水道を前に、山が海に落ち込むわずかな隙間に拡がっています。
その街並みの最も東にある大寺、それが、転法輪山大乗院浄土寺(現在は真言宗泉湧寺派
大本山)です。推古24年(616年)聖徳太子の開創と伝えます。
海岸の道から、山陽本線の下を潜り、急な石段を上ると山門に。
境内、左より本堂、阿弥陀堂、そして多宝塔と並ぶ様は圧倒されるようです。
(本堂、多宝塔は国宝、阿弥陀堂は重文)
一際美しい姿で、迎えていただくのが多宝塔。
1328年、この地の富豪道蓮、道性夫妻の発願により、本堂とともに建立されたと伝えます。
和様を主に、大仏様、禅宗様を採り入れた様式と言われ、牡丹唐草に蝶、法輪などの彫刻の
ある板蟇股(かえるまた)も見事。二層軒下の幾重にも重なる木組みを見ていると、
心が吸い込まれるようです。
多宝塔の左に建つのが阿弥陀堂。
1345年の再建と伝えます。桁行5間、梁間4間、寄棟造、本瓦葺き。
今は真言宗の寺ですが、このお堂には蓮如の六字名号「南無阿弥陀仏」の額を有するなど、
浄土真宗との縁が強く感じられます。
浄土寺にあって私の最も好きな建物はこの阿弥陀堂です。緑の山をバックに
その雄大で簡潔な表情に接すると、心躍るような気持ちにさせられるのです。
山門と本堂

多宝塔






阿弥陀堂




浄土寺を下る

その街並みの最も東にある大寺、それが、転法輪山大乗院浄土寺(現在は真言宗泉湧寺派
大本山)です。推古24年(616年)聖徳太子の開創と伝えます。
海岸の道から、山陽本線の下を潜り、急な石段を上ると山門に。
境内、左より本堂、阿弥陀堂、そして多宝塔と並ぶ様は圧倒されるようです。
(本堂、多宝塔は国宝、阿弥陀堂は重文)
一際美しい姿で、迎えていただくのが多宝塔。
1328年、この地の富豪道蓮、道性夫妻の発願により、本堂とともに建立されたと伝えます。
和様を主に、大仏様、禅宗様を採り入れた様式と言われ、牡丹唐草に蝶、法輪などの彫刻の
ある板蟇股(かえるまた)も見事。二層軒下の幾重にも重なる木組みを見ていると、
心が吸い込まれるようです。
多宝塔の左に建つのが阿弥陀堂。
1345年の再建と伝えます。桁行5間、梁間4間、寄棟造、本瓦葺き。
今は真言宗の寺ですが、このお堂には蓮如の六字名号「南無阿弥陀仏」の額を有するなど、
浄土真宗との縁が強く感じられます。
浄土寺にあって私の最も好きな建物はこの阿弥陀堂です。緑の山をバックに
その雄大で簡潔な表情に接すると、心躍るような気持ちにさせられるのです。
山門と本堂

多宝塔






阿弥陀堂




浄土寺を下る

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