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枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

四国の山中深く飛翔す、豊楽寺薬師堂(その1)

2010-08-25 | 古い神社や寺で
          四国のほぼ中央、高知県長岡郡大豊町の山中深くに在る・・
          太田山大願院豊楽寺(ぶらくじ)。724年、聖武天皇の勅願所として行基が
          開いたと伝える。日本三大薬師の一つとも言われます。(他は、愛知県の
          鳳来寺、福島県の常福寺)
          現在は、真言宗智山派の寺ですが、弘法大師空海の足跡は伝えられず、
          遍路の道から隔絶した立地、勿論四国八十八ケ所霊場の内でもありません。
          薬師堂(本堂)は、平安時代末期(1151年頃)の建立。四国に現存する最古
          の建築と言われます。入母屋造、杮葺き(こけらぶき)、単層、五間四方。
          高知県唯一の国宝建築物。

          JR土讃線で、大歩危、小歩危を過ぎ、四国の脊梁山脈の下を長大なトンネル
          で潜り、高知県へ入った所。山間の大田口の駅から吉野川を渡り、山道の
          参道を1k余り。豊楽寺の門前へ。(曲がりくねった狭い車道もありますけれど)
          寺に鳥居・・と訝りますが、当時は無論、神仏習合。寺の奥、一段高い所に
          若一王子宮があるのです。紫陽花が咲き残る石段を上ると、薬師堂の姿が。
          室町時代以降の華麗なお堂とは趣を異にする、素朴そして、・・そう古色蒼然
          としたその姿。山上を羽ばたくようなその姿の詳細は次回で・・。
          薬師堂を取り巻く狭い境内には、多くの石仏の姿。江戸時代の年号を刻む
          奉納仏も。多くのひとに尊敬と親しみを集め続けた証しです。

















































































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