岡山県備前市大内の大滝山福生寺(ふくしょうじ)(真言宗)。
国道2号線から北へ、熊山の中腹に2kほど。その昔、唐僧、鑑真和尚が修行
の道場としたと伝える所。
最初の現れるのが仁王門。江戸時代初期の建立とされており、風格のある門
です。背面中央間内側に蟇股を飾る珍しい形式。
少し行くと谷川に沿って賽の河原。趣ある奉納石仏群に出会います。
本堂の背後の山道を上った高みに、下界を見おろすように建つ三重塔。
室町時代(1441年)将軍、足利義教により建てられたと伝えます。
総高19.7m、瓦葺き。初層中備えは、三間とも凝った形の蓑束(みのつか)。
軒の出も深く、軒先の反転が目立つ塔です。
昭和20年代の大改修によって、新たに置き換えられた木材。見上げると、
古材の中で、その白い木肌が独特の雰囲気を造っていることに気付きます。
昔は、この塔の近くにも多くの堂宇があったといいますが、今は山中に独り立つ
弧塔です。取り巻く山の緑の中で、何処となく寂しげな風情でした。












国道2号線から北へ、熊山の中腹に2kほど。その昔、唐僧、鑑真和尚が修行
の道場としたと伝える所。
最初の現れるのが仁王門。江戸時代初期の建立とされており、風格のある門
です。背面中央間内側に蟇股を飾る珍しい形式。
少し行くと谷川に沿って賽の河原。趣ある奉納石仏群に出会います。
本堂の背後の山道を上った高みに、下界を見おろすように建つ三重塔。
室町時代(1441年)将軍、足利義教により建てられたと伝えます。
総高19.7m、瓦葺き。初層中備えは、三間とも凝った形の蓑束(みのつか)。
軒の出も深く、軒先の反転が目立つ塔です。
昭和20年代の大改修によって、新たに置き換えられた木材。見上げると、
古材の中で、その白い木肌が独特の雰囲気を造っていることに気付きます。
昔は、この塔の近くにも多くの堂宇があったといいますが、今は山中に独り立つ
弧塔です。取り巻く山の緑の中で、何処となく寂しげな風情でした。











