鳥居とは、神社の祭神が鎮まる神域を表す構造物ですが、そもそもこの形、どうして出来たのでしょうか?
天照大御神と天の岩戸の物語(話が長いので・・省略)による鶏の止まり木説、インド仏教のトラナ説、中国の牌楼(ぱいろう)説など、はっきりしません。
この形、実は多くの形があるのですが、「笠木」がまっすぐな「神明造り」と、両端が反っている「明神造り」が基本形で、多くはこの二つの形からの派生であると思われます。笠木下の「貫き」も神明造りでは柱で止まっていて、明神造りでは貫通しています。
これから判断すると、佐世保の「亀山八幡宮」のこの鳥居、「明神造り」ですね。
三の鳥居の
になると、笠木の反りが立派で、貫も思いっきり貫通していて明らかに「明神造り」です。
ちなみに「神明造り」として東京・浅草神社の鳥居は
こんな感じです。
僕が今まで見たのは、ほとんど「明神造り」だったように思います。
しかしいずれの鳥居であっても、やはり鳥居の内側は神聖な領域の気配がします。
mm
画像:最下段のみネットより