チャイばばの部屋        (旧:かっぱのひとりごと)

映画、本の感想を中心に、「いや~っ!○○ってほんっとうにいいですね♪」と思える事がらをつれづれなるままに…

ガーネット

2021-07-19 08:45:19 | ひとりごと
にゃんこ大戦争の続きをしばらくアップしようと思っていましたが、
どうしても書きたいことがでてしまいました。

東京オリンピック2020の開会式の音楽担当者の過去のいじめ問題です。

私は、彼がどんな音楽を作られてきたのか知りません。
素晴らしい作品を生み出しているのかもしれません。

ただ、
・今回の報道の内容の行為(もはや、いじめ、なんて表現ですまされないと思います)を、ある程度の判別がつく高校時代まで続けていて、20代になって、雑誌におくびれもなく発表している。

・今回の開会式のオファーがあったときに、自分がふさわしいかどうか自問する感覚がないと思われる(彼は、自分が過去にいじめた相手のことを、ちらりとでも思い出したのでしょうか)。

この2点だけでも、このまま、この方が関わった楽曲を開会式で世界に発信することは、マイナスにしかならないのではないかと思われます。

先日、細田監督の映画製作にまつわる番組をみていて、
「時をかける少女」の主題歌をスケジュールの都合で妥協せずに、納得のいくものを求め続けた結果、あの名曲「ガーネット」が生まれたことを知りました。

細田監督が、スケジュールを理由に妥協を求める相手にかけた言葉。

「それでいいんですか?」

今一度、関係者の方に問いたいです。


オリンピック、パラリンピックは、ファンのための音楽の祭典ではありません。
理念を大切にする、という言葉が本当なのであれば、この問題への対応をもう一度考え直していただきたいものです。

かっぱば的には、
そんな派手な開会式でなくていいから、
「上を向いて歩こう」とか
日本の名曲使ってほしいな~、なんて思っています。

(追記 2021.7.20)
まずは、辞任されてよかったです。
組織委員会のコメントにはがっかりですが。
昔のことをいつまでも攻め立てる不寛容な世の中、みたいな言い方はいかがなものかと。
赦すということと、素晴らしいと思うこととは違います。
もう一度、細田監督の言葉をお借りして、

「そこで諦めたら何のために映画作ってるのかわからない。
スケジュールにハマんないからこれで決めましょうってのは、今までの苦労が水の泡。
そこで、仕方ないですねって言った瞬間に監督の資格はなくなる」

組織委員会からは、自分たちの、人選へのチェックの甘さと、一度は続投を表明した判断の甘さ(オリンピックの理念、本当に大切に思っていらっしゃいますか?)への謝罪が欲しかったです。


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