かっぱ堂。

こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれとかなんとか。

サイレイヤ、サイリョウ

2005年11月08日 00時18分29秒 | 旅の手帖
鞍馬の火祭に行ってみた。

2005.10.22
鞍馬の火祭

なんでも平安の世から続くえらい由緒あるお祭りだそうで、「京都三大奇祭」の一つなんだそうな。いや、実際これまで全く知らなかったわけですが。で、まあ、一回は観たらええ(きっと二度とは行かない)という話しを聞き、京都の北の山奥に向けて、お昼過ぎに出かけたわけです。

ところが、鞍馬の山にたどり着くずっと手前、叡山電鉄出町柳駅のところから、早くも長蛇の列。異国の観光客さんまでちらほら。こんなに並ぶもんなのかと焦りつつも、満員電車に揺られてなんとか目的地の鞍馬山(由岐神社)に到着。まだ祭りの始まる1時間以上前、小雨がぱらつく中だったのに、既にえらい並びっぷりでありました。

祭りは、午後6時に始まり、深夜0時まで続くらしいんだけど、クライマックスとなる儀式は、ちょうど午後9時過ぎくらい。ごうごうと燃えさかる大松明が何本も、街道を練り歩きながら、最後は神社の山門前に集合して、燃え尽きるまで、掲げられるのです。...なんて言葉でいうと、なんとも伝わらないんだけども、ホントにえらい勢いで吹き出る炎の下で、火の粉を浴びまくりながらも(実際火傷しまくってたと思う>下の人)松明を支えながら囃し続ける様はかなりトランス気味で、見てるだけでも、なんだかわけもなく血がたぎってくるのでありました。ていうか、これは本来、参加する祭りであって、見るものではないんだ、きっと。

なーんつって、このながーい祭りにどっぷり浸ってしまうと一大事。実はこのクライマックスの時刻は、同時に、終電の時刻でもあるのです。てなわけで、タクシーと終電を交互に乗り継いで、どうにか翌朝に帰り着いたのでありました。

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