ED62 17号機を想う

情報弱者の私
昨日、SNS上で電気機関車が解体されていたことを知る
大宮車両センターに留置されていたED62 17号機
この時期、大宮車両センターが一般公開されると、敷地内の片隅に放置同然の同機を目にした
あわよくば動態保存、だめでも静態保存されることを期待していた
コロナ禍で2年続けて大宮車両センターの一般公開がない中、今年3月には「惜別」の文字が入ったヘッドマークを掲げられ、その後姿を見ることがなくなったようだ
もしかしたら、解体を決定したJRにも何か特別な想いがあったのだろうか
長年保管していたのに…
残念な気持ちに支配された
少し時間が経ち、ここ最近は車体の痛みがひどく目立ち始めた機関車のことを、改めて考えた
もっと早く保存を鉄道会社に決定してもらう方法はなかったのか
そもそも、鉄道会社は乗客や貨物を安全・正確に運ぶことが最大の目的で、鉄道車両の保存は愛好家向け、あるいは文化財保存のためである
コロナ禍でJR東日本は2021年3月末決算で5,000億円の赤字を公表した
このような状況下、少しでも経営の負担となることは減らしたい
こうしたことが、先行きの決まっていない放置同然だった機関車の解体を決定づけてしまったのだろうか
機関車のことを本当に大切だと思うのならば、愛好家は使用に耐えなくなった車両の保存を、鉄道会社任せにしていて良いのだろうか
クラウド・ファンディングも一つの方法かも知れない
もっと踏み込んで、鉄道会社の協力を仰ぎながら、引退した車両を保存するための法人、いわばファンクラブのもっと大掛かりな仕組みを立ち上げてはどうか
維持費を組織の構成員から徴収する
車両をイベントに貸し出せば、主催者から貸出料をいただく
成り立つのかどうか、試算は全然していないが、愛好家自らの手で車両を長生きさせてあげることができたなら、素晴らしいことだと思うのである

梅雨入り間近の夜更け
大好きな鉄道車両の引退後について考え…
いや妄想していたのがゴミゼロ・デーだったのは、何かの因縁か