Manny makes rehab start at Triple-A(MLB.com)
Dominant Kuroda cruises for Dodgers(MLB.com)
On the Mark: Manny hasn't been missed(FOXSports.com)
so manny went 0-for-2 last night in triple A...
obviously he needs some more prep work before coming back to the big leagues!
薬物規定違反で出場停止中のマニー・ラミレスが、マイナーリーグではあるけれども、試合に帰ってきました。
ラミレスレベルになってしまうと、これだけでも大ニュースです。これだけでもESPNスポーツセンターでは
トップニュース扱いになります。そして、これだけでも上記のようなコメントが寄せられます。ちなみにこれは、
野球解説者の見方ではなく、USCトロージャンズの有名ヘッドコーチ、ピート・キャロルのTwitterへの投稿でした。
キャロルほどの人物までもが注目したラミレスの復帰戦は、あえなく2打数ノーヒットでした。しかし、かなりの間
実戦から離れていた、いや離れざるを得なかったのだから、いくら3Aでの試合とはいえ、いきなりホームランを
打つなんてことを期待するほうが無理だったかもしれません。アルバカーキーに訪れた15,000人近くのファンは、
まずはラミレスがバッターボックスに立ち(本人の志願により先発1番で出場)とレフトフィールドで守るだけでも、
満足だったことでしょう。それがたとえ最初のうち"rusty"(体が鈍っている)ように見えたとしても。同時に、
ほとんどのファンはラミレスに対してブーイングをしないどころか、まさに歓迎ムードだったことも特筆すべき
ことでしょう。これもラミレスのなせる技なのでしょうか。
一方、熱狂的なドジャーズファンがほとんどいない中、ラミレス抜きでもがんばるドジャーズは今日、シカゴ南部で、
ホワイトソックスに勝利を収めました。不思議なことに、ドジャーズは昨年の夏、打撃力の強化のために加入させたのが、
ラミレスでした。ラミレスはその期待に応えるだけの成績を収め、昨シーズンはプレイオフ進出を決め、今シーズンは
ラミレスの出場停止前までは、ドジャーズにメジャー最高の成績をもたらしました。ラミレスの出場停止が決まり、
ドジャーズの今シーズンは終わったと思った人もいたでしょうし、大差で2位にいるジャイアンツはチャンスだという
評論家もいました。しかし、ドジャーズの攻撃陣は、絶好調とまではいなかくとも、好調さを維持できました。
特に、ラミレスの出場停止直後に「役不足」と揶揄されたホアン・ピエールはトップバッターとして.329も打っており、
長打力はないにしろ、十分すぎる活躍をしています。一方で打撃での期待より、ずエイドリアン・ベルトレイが
去ってから安定しないの三塁の守備を重視して獲得したベテラン、ケイシー・ブレイクが安定した打撃成績も光ります。
しかし、ドジャーズが好調なのは必ずしもラミレスの有無で左右されるものではなかったのかもしれません。
例えば、マーク・クリーゲルが書いているように、ジョー・トーリはかつての最強だったヤンキーズを
率いていたころのように、無名ながらも実力があるリリーフ投手陣をうまく活用しています。ヤンキーズが
21世紀に入り、一発屋を攻撃陣に揃えたように、中継ぎ陣にも有名どころを揃えたにもかかわらず、
マリアノ・リベラまでなかなか繋げられなかった先例があります。
また、やはりドジャーズの若手選手が育ってきた(クリーゲルの表現を借りれば"come of age")のも
大きいと思います。一時のドジャーズは、外から獲得した選手ばかりが目立つころもありましたが、
不思議と、そのころのドジャーズは面白みがありませんでした。ドジャーズは元来若手の発掘、育成が
得意なチームだったはずなのに・・・と思うころもありました。しかし強さを見せだしたドジャーズの
若手選手たちがフルシーズン3年目前後に入りだした今年は、その実力を発揮していますし、一方でトーリも
うまく若い選手たちを導いているのだと思います。これもちょうどトーリがヤンキーズの監督になり、
若い選手たちが育ってきたころとダブります。
それにしても、ドジャーズのような伝統と人気があるチームが強いとメジャーリーグが盛り上がるような
気がします。もちろんそこにはラミレスというお騒がせ大スターがいるからだともいえますが、ここ最近は、
ドジャーズへの注目度は明らかに減っていました。それがトーリの監督就任、ラミレスの加入とメジャーでも
最高の部類に入る勝率でシーズンを過ごすことで、その注目度がニューヨークからロサンゼルスへ
戻ってきたようです。ラミレスの復帰と共に、ドジャーズは一気に上昇するのでしょうか。それでも、
ラミレスが薬物規定違反したことは隠せませんが。
Dominant Kuroda cruises for Dodgers(MLB.com)
On the Mark: Manny hasn't been missed(FOXSports.com)
so manny went 0-for-2 last night in triple A...
obviously he needs some more prep work before coming back to the big leagues!
薬物規定違反で出場停止中のマニー・ラミレスが、マイナーリーグではあるけれども、試合に帰ってきました。
ラミレスレベルになってしまうと、これだけでも大ニュースです。これだけでもESPNスポーツセンターでは
トップニュース扱いになります。そして、これだけでも上記のようなコメントが寄せられます。ちなみにこれは、
野球解説者の見方ではなく、USCトロージャンズの有名ヘッドコーチ、ピート・キャロルのTwitterへの投稿でした。
キャロルほどの人物までもが注目したラミレスの復帰戦は、あえなく2打数ノーヒットでした。しかし、かなりの間
実戦から離れていた、いや離れざるを得なかったのだから、いくら3Aでの試合とはいえ、いきなりホームランを
打つなんてことを期待するほうが無理だったかもしれません。アルバカーキーに訪れた15,000人近くのファンは、
まずはラミレスがバッターボックスに立ち(本人の志願により先発1番で出場)とレフトフィールドで守るだけでも、
満足だったことでしょう。それがたとえ最初のうち"rusty"(体が鈍っている)ように見えたとしても。同時に、
ほとんどのファンはラミレスに対してブーイングをしないどころか、まさに歓迎ムードだったことも特筆すべき
ことでしょう。これもラミレスのなせる技なのでしょうか。
一方、熱狂的なドジャーズファンがほとんどいない中、ラミレス抜きでもがんばるドジャーズは今日、シカゴ南部で、
ホワイトソックスに勝利を収めました。不思議なことに、ドジャーズは昨年の夏、打撃力の強化のために加入させたのが、
ラミレスでした。ラミレスはその期待に応えるだけの成績を収め、昨シーズンはプレイオフ進出を決め、今シーズンは
ラミレスの出場停止前までは、ドジャーズにメジャー最高の成績をもたらしました。ラミレスの出場停止が決まり、
ドジャーズの今シーズンは終わったと思った人もいたでしょうし、大差で2位にいるジャイアンツはチャンスだという
評論家もいました。しかし、ドジャーズの攻撃陣は、絶好調とまではいなかくとも、好調さを維持できました。
特に、ラミレスの出場停止直後に「役不足」と揶揄されたホアン・ピエールはトップバッターとして.329も打っており、
長打力はないにしろ、十分すぎる活躍をしています。一方で打撃での期待より、ずエイドリアン・ベルトレイが
去ってから安定しないの三塁の守備を重視して獲得したベテラン、ケイシー・ブレイクが安定した打撃成績も光ります。
しかし、ドジャーズが好調なのは必ずしもラミレスの有無で左右されるものではなかったのかもしれません。
例えば、マーク・クリーゲルが書いているように、ジョー・トーリはかつての最強だったヤンキーズを
率いていたころのように、無名ながらも実力があるリリーフ投手陣をうまく活用しています。ヤンキーズが
21世紀に入り、一発屋を攻撃陣に揃えたように、中継ぎ陣にも有名どころを揃えたにもかかわらず、
マリアノ・リベラまでなかなか繋げられなかった先例があります。
また、やはりドジャーズの若手選手が育ってきた(クリーゲルの表現を借りれば"come of age")のも
大きいと思います。一時のドジャーズは、外から獲得した選手ばかりが目立つころもありましたが、
不思議と、そのころのドジャーズは面白みがありませんでした。ドジャーズは元来若手の発掘、育成が
得意なチームだったはずなのに・・・と思うころもありました。しかし強さを見せだしたドジャーズの
若手選手たちがフルシーズン3年目前後に入りだした今年は、その実力を発揮していますし、一方でトーリも
うまく若い選手たちを導いているのだと思います。これもちょうどトーリがヤンキーズの監督になり、
若い選手たちが育ってきたころとダブります。
それにしても、ドジャーズのような伝統と人気があるチームが強いとメジャーリーグが盛り上がるような
気がします。もちろんそこにはラミレスというお騒がせ大スターがいるからだともいえますが、ここ最近は、
ドジャーズへの注目度は明らかに減っていました。それがトーリの監督就任、ラミレスの加入とメジャーでも
最高の部類に入る勝率でシーズンを過ごすことで、その注目度がニューヨークからロサンゼルスへ
戻ってきたようです。ラミレスの復帰と共に、ドジャーズは一気に上昇するのでしょうか。それでも、
ラミレスが薬物規定違反したことは隠せませんが。