奇跡の動物園（と奇跡の飼育員）

別に明日握手会を控えているからというわけではないけど、2週間前に放送された
「奇跡の動物園2007」を観ました。旭山動物園を描いたこのドラマ、今回も昨年同様に
なかなかおもしろかったです。

今回は、人気の動物園となった故の悩みというのが根底にあったと思いますが、その悩みを
増幅させているのが「人間」という動物でした。最初にペンギン館でわめくおやじしかり、
移動動物園でヤギに「死ね」などという子供しかり、日本一有名な動物園を「レジャーランド」と
言いのける市議しかり、そして、オオタカを勝手に森に返した獣医もまたしかり。

動物園に来る、あるいは保護される動物は法律上では「物」ではありますが、人間と同じ命が
あるものだということを忘れているようです。また仮に命を救うことができても、「人の手」と
「野生」という大きな壁が存在しています。

残念ながら野生に返すことは難しいとしても、命を救うことをできるのもやはり人間でした。
ゾウのナナが死の間際を彷徨っているときに、動物園の従業員全員を呼び出すシーンがありましたが、
まさにこれがそのことを示していると思います。

そして、このドラマといえば何といっても美人飼育員である恵梨香ちゃんです！！前回は異動で
ひょんなことから動物園勤務を始め、今回はそれからしばらく経過した飼育員ですが、何と言うか、
これほどに純粋な子がいるのかなと思ってしまいます。「ライアーゲーム」での素直さとは違う、
純粋で心優しい子です。そういう人の役をやらせたらミラクルクラスですね。

このドラマ、あと2回くらいはやりそうな予感ですね。