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2006-12-08 17:47:21 | 日常生活
2年生半数、留年危機 英語検定が壁 横浜市立大の学部(朝日新聞) - goo ニュース

自分が通っていました、都心のど真ん中にある某私立大学では、ロシア語やスペイン語を専攻もしくは第2外国語として
選択していた人たちの一部において、かなりキツイといわれていました。平気に赤点を授けていたとか、専攻者に対しては、
かなりの割合は留年する可能性もあったと言われています。自分は法律学科でドイツ語選択だったので、そうした憂き目を
見ることがありませんでしたが。

ロシア語やスペイン語は、多くの日本人にとって大学に入ってから学ぶものである一方、英語は中学から、いや今では
早いところでは小学校でも英語の授業があるくらいだから、大学に入るまでにある程度の基礎はできているはずです。
その上、「国際社会で通用する人材の育成」という理想に憧れ、3年生へ進級するにはTOEFLやTOEICで定められた
点数を取らなければならないことは、入学時にわかっていたことであり、それを受け入れた上で受験し、入学したはずです。

それなのに、こうしたニュースが出る始末です。正直なところ、ニュース性もなければ何か問題があるとも思えません。
それは、この記事にある学生の「1年のときは余裕だと思っていた」というコメントが示す限りです。これが例えば、
1期生740人のうち9割以上が留年の危機だとしたら、ちょっとハードルが高かったのではないかとも思えてきます。
しかし、約半数は期限までにしっかりと基準を超えていることを考慮すれば、留年しそうな、もしくは留年を覚悟している
学生たちは、何か世間を甘く見ているのではないでしょうか。

だからこそ、学部長の言う進級基準は「専門知識を大学で学ぶうえで出発点でしかなく、基準は緩められない」という点は
この基準の妥当性はともかく、間違っていないと思います。一方で、学校側は勉強方法の支援は行っているようなので、
「自分たちで英語スクールに通え」という態度ではない分、まだマシでしょう。

この大学に限らず、「国際○○学部」という感じの学部を持つ大学は増えてきましたが、どんな学部に入るにしても、
安易な憧れだけで大学、学部を選ぶものではないと思います。入ったなら入ったなりの覚悟で勉強するべきです。
そうでなければ、国際舞台どころか、国内舞台、いやもっと言えば、町内会単位の舞台ですら生き残っていくのに
困るのではないでしょうか。


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