ウチの庭は隣と繋がっている。
ウチは賃貸なので、勝手に壁や塀や柵を付けれない。そもそもそんな予算は無い。
私はお隣さんが苦手だ。
なので、隣との境目は草刈りしないでいた。ポツンと1本ある木も、目隠しになっていいと思ってた。
ところがある日家に帰ると、綺麗さっぱり境目の草が刈られていた。木も枝からバッサリ。残ったのは棒のような木だ。
さえぎるものが無くなった庭は、思いっきり見通しがいい。丸見えだ。
見た瞬間、嫌だと思った。
こんな丸見え状態のとこで庭いじりするなんて!と拒否反応が出た。
こんな事をするのは、母しかいない。
案の定、「草刈りしておいたわよ」と、メールが入った。
ここに住んでるのは私であって、母ではない。けれど母は、私に何の確認もせず勝手に色んなことをしてくれる。
本人は、してあげてるつもりなので、私が迷惑してるとは思いもよらない。
少し迷ったが、あそこはわざと草刈りしてなかった事を伝えた。隣から丸見えになるのを防ぎたかった事も、もうこれ以上あの木を切らないで欲しい事も、全て伝えた。
いつもはすぐ返信があるのに、今回は無い。
でも、もう、私は気にしない。
母がどんな反応をしようと、私は気にしないと決めたんだから。
大家さんはこの庭に何を植えてもいいと言ってくれてるので、何か柵がわりになる植物を植えようと考えてる。
去年は、背が高くなるコスモスの種をまいた。思惑通り、ぐんぐん育ったコスモスは、お隣との壁代わりをしてくれた。
けれども、花が終わると枯れてしまう。枯れると、いつまでもそのままにはしていられなかった。引っこ抜いて処分すると、見通しが良くなってしまい、また嫌な気分になった。
私はこの隣に住んでる爺さんが嫌いなのだ。
庭の境目をまたいでウチの庭に入って来た事があったからだ。
ゆっくりウチの庭を眺めて歩き回り、挨拶程度の言葉を発し、再び庭をまたいで隣へ戻って行ったのだ。
寒気がした。
壁か塀か柵が欲しいと思った。
この事があってから、庭に出る時、このじーさんがいたら嫌だなと感じるようになった。
私は庭に出るのが好きだ。種から育ててる花や野菜もある。
けれど、このじーさんの足音が聞こえると、途端に気持ちが下がる。
またウチの庭に入ってくるんじゃないか、これは何だね、と鼻で笑いながらジロジロ眺めて、ウロウロ歩き回るんじゃないかと思うからだ。
あぁ、壁が欲しい。落ち着いて気持ち良く庭いじりが出来るよう、壁が欲しいな。
とりあえず、言いたいことは母に伝えられたので、まぁ、いっか。
壁代わりの植物は、ゆっくり見つけようと思う。
深夜に連絡して来た人は、昨日と今日は音沙汰無しだ。
夜11時以降のラインを出ずにいたら、自然と相手側がトーンダウンしだした模様。
実際私は10時半には寝てる事もある。
寝てた、と、伝えたら、次からは早めに連絡して来るかと思いきや、それも無し。
昼間や夕方は割とすぐ返信があるものの、その時間はそんなに連絡することも無いしね。
このまま連絡が途絶えても全然構わない。
お互い暇つぶしの相手にすらなれなかったな。あはは。
一方、マッチングアプリの人とは、いい感じに進んでいます。
改めて、私は結婚や交際を望んでるのではなく、楽しく過ごせる友達が欲しいのだと伝えました。
恋心が芽生えたら、その時に相手に伝えたらいーんじゃないかと。
どう考えても、結婚がしたい自分がどこにも見つからないし、この自由気ままな一人暮らしは手離したくない。
でもずっとひとりは、寂しい。
無い物ねだりなのは分かってるけど、もし私と同じような気持ちの男性がいたら丁度いーんじゃないかと。
ダメ元で、伝えてみました。
私の気に入った方は、結婚を希望されてる人だったので、もしかしたらこれでお終いかなと思いましたが、なんの、なんの。続きました。
それでしたら、別の人を探します、と、言われるかな〜と思ったんだけどね、いや〜、良かった。
あぁ、早く会ってどんな感じか確かめたいわ。
相手に言いたいことを的確に伝える、って、難しいもんですね。
文章だと特にね。
私はどーしても自分の中に押さえ込んじゃうクセがあるので、いや待て!と。
自分がどう感じたか、不快なら何がどう不快なのか、相手にどうしてもらったらそれが治まるのか、を、考えました。
自分がどう思ってるかを相手に伝える、ってのは、あまりやって来なかった事の一つです。
つまり、相手とのコミニュケーションを取ってこなかったんですね、私。
だからいつも修復不可能なとこまで行っちゃって、ぶち壊れてました。
壊れる寸前の所でいくら話し合っても、もう手遅れなんでしょうね。
全然合わない人でも、だからこそ上手く行ってる人達もいますし、要はコミニュケーションがちゃんと取れてるか、って事なんでしょうね。
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