京大観世会blog

観世会のゆかいな日常です。

ここ数年の歩み⑥ 2022年1月~3月

2022-03-08 18:59:56 | Weblog
〇2022年1月10日 新年会@河村能舞台

今年の新年会は河村能舞台にて開催しました。
京都には屋内の舞台だけで10か所程度能舞台があり、いろいろな舞台に立つことができます。
河村能舞台さんは二階席もありプロの公演でも使用される舞台で、よく利用させていただいています。

昨年の新年会はOBと現役のみの縮小開催となってしまいましたが、
今年は感染拡大状況が少し落ち着いていたこともあり、他大学さんも招待することができました!

例年であれば舞台後の後席(宴会)にもご招待して親睦を深めているのですが、今の状況ではそこまではできず、
代わりに開演前に感染対策に留意したうえで親睦会を行いました。
6団体・20名ほどの方にお越しいただき、コロナ禍でどのように稽古してきたかなど意見交換ができました。
どこも大変なのは同じようですね…

舞台には9団体の方に22番の仕舞・小舞を出していただき、華やかな会となりました。
ありがとうございました。

なお、下の写真は部員全員で「四海波」を謡っている場面です。
四海波は能《高砂》の「四海波静かにて」から始める一節で、おめでたいときに謡う謡です。
新年会では一年の平穏無事を願い、必ず冒頭に四海波を謡うことにしています。




〇2022年2月11日~13日 春合宿@千鳥荘

感染拡大が続く中でしたが、感染対策に留意し何とか春合宿を開催できました。
今回も会場は琵琶湖畔の千鳥荘さんで。
駅への送迎をこまめにしてくださったり、食事や宿泊人数の急な変更にも柔軟に対応してくださったり、本当にありがたいお宿です。

二階に80畳の大広間があり、ここで舞の稽古を行っています。
窓からは琵琶湖の景色を一望でき、沖島や遠くは伊吹山まで見渡せる最高のロケーション。
合宿の際は思わず琵琶湖に浮かぶ島が舞台の能《竹生島》を謡いましたが、まさに稽古にうってつけの場所です。

食堂のドアを開ければそこは浜辺で、休憩時間には比良山系の雄大な景色を見ながらボーっとすることもできます。
夜に波の音を聞きながら静かに過ごすこともできます。良いところです。




〇2022年3月5日~6日 四大学合同発表会

ついに今年は四大学を開催できました!舞台ができたのは3年ぶりです。
また、神戸女学院大さんはオンラインの参加となりましたが、東大さん、名大さんと四大学がそろうのは4年ぶりのこと。
良い兆しです!

今回は東大さんが幹事を引き受けてくださり、川崎能楽堂での開催となりました。
直前にコロナ感染者が出たことで素謡会は断念せざるを得ませんでしたが、
原則全員PCRを受けるという体制のもと、どうにか舞台は開催することができました。

他大学合同の演目としては合同素謡《竹生島》《大仏供養》、合同舞囃子《養老》を行いました。
日頃なかなか交流できない遠方の大学の方と共に謡い、交流できるのは貴重なことで、楽しい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました!


ここ数年の歩み⑤ 2021年4月~11月

2022-03-07 19:57:01 | Weblog
〇2021年4月 新歓

1月半ばから出ていた緊急事態宣言が2月末で解除されたことで、3月から大学の規制も緩和されboxが使えるようになりました。
(この頃、緊急事態宣言の発出に応じて活動場所の学生集会所box(部室)は閉鎖されていました。)
2020年4月からオンライン形式に限定されてきた新歓も、限定的ではあれ2021年4月から1年ぶりに対面方式が可能になりました。

昨年思い通りに新歓できなかった分、今期こそは!と意気込んだ2021年新歓。
4月中旬まではある程度例年通りに進みました。
のべ10数名の新入生が興味をもってくださり、稽古見学や観能ツアー(一緒に能の公演を見に行く)に来てくれました。
さあ、これからさらに魅力を伝えていこうと思った矢先の4月22日。
3回目の緊急事態宣言発出前日に学生集会所は再び閉鎖され、活動自体できなくなってしまいました。

結果、新歓期の新入部員は0。
2年前に18人いた部員も、7人までに減っていました。




〇2021年7月3日 三大学合同発表会@大江能楽堂

一方で、明るい話題もありました。
昨年度は中止を余儀なくされた三大学合同発表会を開催できたのです!
コロナ禍始まって以来、他団体との交流は固く禁じられていたので、他大学さんとの合同舞台はこれが初めてでした。

合同ハイキングや、後席(舞台後の宴会)など親睦を深める行事の開催は叶いませんでしたが、
まずは共に舞台をできたということで、大きな一歩だったと思います。




〇2021年9月4日~7日 夏合宿@千鳥荘

夏合宿も何とか復活できました。
合宿とは言っても、感染リスクを最小限にするため、一人一部屋・黙食・宴会禁止を徹底して行ったので本当に修行みたいな感じでしたね💦
例年夏合宿はちょっと遠出をして宿泊するところですが、時勢を鑑み、滋賀県大津市和邇浜の千鳥荘での開催となりました。

普段の稽古では月に4回ある師匠稽古のほかは学生同士で教えあうという形をとっていますが、
合宿では経験を積んだOBの皆さんにも指導していただけるので、非常に鍛えられます。
普段の稽古で緩んだ心を引き締める良い機会です。

また今回は3日目に師匠がお越しくださいました。
夏合宿の師匠稽古では能装束を持ってきてくださり、観世能で能を舞うシテ(主役)は本番に近い装束を着て稽古することができます。
これも時間にゆとりのある合宿ならではのありがたい稽古です。

「同じ釜の飯を食う」という言葉もある通り、一定期間同じところで生活すると不思議と一体感が出るもので、
やはり合宿でしか得られないものがあります。
今後も何とか合宿は続けていきたいですね。




〇2021年9月19日 京都大学観世会90周年記念 諧声会自演会@京都観世会館

2021年は京都大学観世会が設立されて90周年のメモリアルイヤーでした。
観世会のOB会である諧声会では、10年ごとのメモリアルイヤーに記念の自演会とプロの能公演、そして祝賀会を開催されています。
今回はコロナ禍ということで祝賀会は見送られましたが、諧声会自演会と能公演(観世会を指導していただいている片山伸吾師の能《求塚》他)が行われ、現役部員も自演会に出演させていただきました。




〇2021年11月19日 第26回京都大学観世能

どんな舞台であれ、観客の存在というのは非常に大きなものがあります。
舞台上で何かをしたとき、受け止めてくれる観客がいてもらえるかどうかで、演技演奏の質は変わってくると思います。
ましてや能は舞台上と観客が双方向のやり取りをする中で成立する性格を持ちます。

2020年、観世能開催を模索したとき、無観客であれば開催できる可能性がありました。
しかし我々が考え、提示した能の形というものを受け取っていただけるお客様があっての観世能。
無観客という選択肢はあり得ないと思い、中止せざるを得ませんでした。
予定していた能《鵺》はある程度稽古を進めていましたので翌年に持ち越しとなり、秋の稽古会で素謡、新年会で袴半能の形で出すことで理解を深めていきました。

2021年になっても感染拡大状況は悪化する一方でしたが、
関係者のみならOKだということで、大学からの許可を得て何とか有観客で開催することができました。

何のために能をするのか、能をすることで何を伝えたいのか。これほど考え続けた日々はありません。
1時間半の演目のために1年半を稽古に費やすことをあほらしく思うことも時にはありました。
そんな時支えてくれたのも《鵺》という曲でした。

《鵺》は夜な夜な帝を苦しめた「鵺」という怪物が、殺され流れ着いた浜辺で尚も成仏できず苦しむさまを描いた曲です。
シテは冒頭このように謡います。
「悲しきかなや身は籠鳥 心を知れば盲亀の浮木 ただ闇中に埋もれ木の さらば埋もれも果てずして亡心何に残るらん
 浮き沈む 涙の波のうつほ舟 こがれて堪えぬ古を 偲び果つべき隙ぞなき」
(わが身はこの世に留め置かれ自由が利かない。必死で救いを求めても得られない。昔が懐かしくて仕方ないが、苦しみ多くゆっくり思い出すこともできない)といった感じでしょうか。
コロナ禍に生きる人々には誰しもこういう「不自由さ」「思い通りにいかなかったこと」「やりたくてもできなかったこと」があると思い、これほど時代に合った曲を表現できる喜びというのが、1年半《鵺》へのやる気を維持してくれました。

折しも当日は部分月食の日。食の最大のころに鵺を上演するという趣向に図らずもなってしまいました。
鵺の直前に会場に来られた方は、ちょうど東の空に月食中の月を見ながらいらっしゃったようで、鵺へのイメージが膨らんだとのこと。
天に助けていただけたのかもしれません。

舞の出来としてはお世辞にも褒められたものではありませんでしたが、長く同じ曲に取り組み考え続けたことで、見えてきたことがあるように思います。
それを今後の糧にすべく、精進していきます。


ここ数年の歩み④ 2020年4月~2021年3月

2022-03-06 21:43:41 | Weblog
〇2020年4月 活動自粛

四大学は流れたものの、3月までは通常通り活動できていた観世会でしたが、4月に入り状況が一変します。

4月1日午前、大学の厚生課から観世会など課外活動団体へ一通のメールが届きました。
明日から活動場所の学生集会所を閉鎖するから、必要など道具は今日中に持ち出すようにとのこと。そんな急に言われても…。
とは言え従うほかありません。
昼過ぎ、鴨川デルタで臨時会議を行い今後の方針を決め、その足で学生集会所box(部室)に向かい、謡本など必要な物品を取り出しました。
それまで学生集会所は24時間開いていて滅多に施錠されることはなかったので、よほどのことが起こっているという実感でした。

活動場所が閉鎖され、対面での活動自粛を要請される中、その後はオンラインで活動を継続しました。
オンライン新歓、オンライン謡稽古、オンライン勉強会、オンライン飲み会etc.…。
何とか活動の灯を消さぬよう工夫を続けていた6月、一条の光が差し込みました。

新入生が1人、入部してくれたのです! ありがとう!

そうして力を得た観世会は稽古を継続し、
10月、半年ぶりに学生集会所boxが使えるようになりました!!
開け閉めの度、鍵を600mほど離れた体育館事務室に取りに行く必要があったり、活動時間が3時間までという制限はありましたが、それでも稽古の質は大幅に向上しました。


〇2020年11月24日 秋の稽古会@大津市伝統芸能会館

9月までは安定した稽古ができなかったため、この年の京都大学観世能は開催をあきらめざるを得ない状況でした。
見かねたOBの皆さんがこの秋の稽古会を主催くださったことで、部員有志は3月以来の舞台に立つことができたのです!

この日は観世能で出す予定であった演目を中心に上演し、最後は能として出す予定だった《鵺》を素謡の形で行いました。

稽古して、舞台で人に見てもらう。
これがいかにありがたいことか、その喜びを深く実感した舞台でした。




〇2021年1月23日 新年会@大江能楽堂

新年会も例年より規模を縮小し、他大学さんは招待せず、現役有志とOBのみでの開催となりました。
観世能で出す予定だった《鵺》を今回は袴半能(装束は付けず紋付き袴の格好で、曲の後半のみ上演する)の形でさせていただいたのですが、
OBさんに囃子をお願いしたことで、本役のメンバーで何度も合わせることができ、よりまとまった一体感の下で上演できたのではないかと思います。
支えてもらって舞えてるんだなということをいつも以上に感じたことを覚えています。




〇2021年3月6日~7日 春の集中稽古@左京東部いきいき市民活動センター

合宿はまだまだできる状況ではありませんので、大学近くの市民活動センターをお借りして日帰りの集中稽古を行いました。
OBさんも数名ご参加いただき、充実した稽古ができました!


〇2021年3月20日 春の稽古会@大津市伝統芸能会館

他大学さんとの交流は厳しいご時世、四大学はこの年もできませんでした。
そこで、大津で身内だけの小さな稽古会を開催しました。

この舞台をもって4名が卒業となり、同日追いコン代わりの送別会も行いました。




ここ数年の歩み③ 2019年11月~2020年3月

2022-03-05 22:09:53 | Weblog
〇2019年11月1日~3日 秋合宿@千鳥荘

滋賀県大津市和邇浜の千鳥荘にて秋合宿を行いました。秋合宿は2泊3日の稽古三昧で、観世能に出す曲を追い込みます。
千鳥荘は湖岸に位置し、景色がきれいなところです




〇2019年11月22日 第25回京都大学観世能《花月》

京都大学観世能は京大観世会最大の催しで、学生がシテ(主役)をつとめる能がメインディッシュになります。
ただ、それぞれがやりたい演目を好き勝手にやるのではなく、学生の立場で能というものを考えて、なにかお客さんに感じてもらえる考えてもらえるような舞台にできればという風に考えて行っています。

この年の能は《花月》。筑紫国・英彦山で天狗に連れ去られた少年「花月」は全国の山から山へ連れまわされるが、京都・清水寺で故郷から探しに来た父親と偶然再会できたというお話です。
この《花月》にちなんで、清水寺の僧侶の方にご講演いただき、ほかの曲も清水寺に関するものや、「まわる」ことを意識する曲などにしました。
お陰様で約400名の方にご来場いただき、多くの方の前で舞える貴重な経験ができました。ありがとうございました。




〇2020年1月11日 新年会@河村能舞台

新年会は飲み会ではなく(終わった後には飲み会があるのですが)、発表会の名前です。
新年会はOB会である諧声会と共催し、京都周辺の能楽部さんにお越しいただいて賑やかな番組となっています。
この年は出演順に京大宝生会・龍谷大・東大・京都市立芸術大・京大金剛会・大阪大・同志社女子大・同志社大・京都女子大・京都学生狂言研究会・立命館大・奈良女子大(以上敬称略)の皆さんにご出演いただきました。
先ほども書いた通り、終演後には他大学の方も招いて後席(宴会)を行いました。
一次会は河原町三条のアサヒビアレストランスーパードライ京都、二次会はPLATINUM、三次会はbox(部室)、そのまま夜を明かして熊野神社前のからふね屋にて翌朝四次会…
という感じでしたね。




〇2020年2月8日~10日 春合宿@亀岡 有楽荘

春合宿も2泊3日です。雪の降る寒い中、亀岡湯の花温泉・有楽荘にて行いました。
春合宿では卒業舞台でもある3月の四大学に向けた稽古を主に行います。
鍋、美味しかったなー!
これがコロナの影響を受けずに行えた最後の行事になります…




〇2020年3月7日~8日 四大学合同発表会@大津

この年の四大学は京大が幹事ということで京都、ではなく大津で開催しました。
参加校が東大さんと京大だけだったので、√四大学などと言っていましたね。

1日目は三井寺近くの圓満院にて素謡会。
能の一曲を最初から最後まで謡う「素謡」や、一部のみを複数人で謡う「連吟」を発表しました。

その後翌日の舞台や夜舞台(宴会芸)の打ち合わせをして夕食をとり、宴会で親睦を図っていたところ…
部員に発熱者が出たとの知らせが!

当時はコロナ感染拡大の初期で、「〇〇県で感染者が確認」というだけでニュースになっていた時期です。
これはヤバいかもしれない、と酔いを醒ましつつ話し合った末、舞台を含めて翌日以降の予定をすべて中止することに決定しました。
翌朝、朝食をとったのち解散となり、不安を抱えつつ各自帰宅の途につきました。

なお、その後症状は悪化することなく、通常の風邪であったとのこと。よかった!




〇2020年3月28日 四大学代替舞台@関西セミナーハウス

このように流れてしまった四大学。
このままでは寂しいなと、四大学に出す予定だった演目を成仏させる会を企画しました。

場所は修学院にある関西セミナーハウスの能舞台「豊響殿」。山裾の庭園の中にある野外舞台です。
時折聞こえる鳥のさえずり、風の音と謡の声が混じりあい、文字通り豊かな響きが作り出されます。
本来、能は野外で行っていたもの。
自然との呼吸の中で舞い謡う、思い出深い舞台となりました。

舞台の後には行きつけの戸隠そば屋「實徳」へ。
追いコンが出来なかった代わりの、卒部者を送り出す会です。
この年の卒部者は5名。4月に修士2回で入った留学生から勤続7年のベテランまで、多彩な方々が観世会を旅立っていかれました。

 

ここ数年の歩み② 2019年4月~9月

2022-03-05 20:54:32 | Weblog
〇2019年4月25日 きのこ火鍋会

新年度早速入部してくれた中国人留学生の発案で、火鍋パーティーが開催されました!
なかなか辛く、でも美味しかったです♪




〇2019年6月23日 三大学合同発表会@大江能楽堂

三大学は奈良女子大学・龍谷大学さんと合同の発表会で、新入生のお披露目の場にもなっています。
この年は大江能楽堂が会場でしたね。黒光りする舞台がかっこいい能楽堂です。




〇2019年7月14日 新入生歓迎コンパ

円山公園・いふじにて新歓コンパを開催。すき焼きです!!
この年はなんと8名の新入生を迎え、10人だったサークルが18人とほぼ倍増したのです。
こんな年がまた来てほしいなぁ




〇2019年9月13~17日 夏合宿@福井みらくる亭

夏合宿は少し遠いところで4日間稽古、最終日は観光という4泊5日のスケジュールで行っています。
新入生にとっては正座地獄ですが、温泉が膝を癒してくれ、何とか持ちこたえました。
観光では恐竜博物館やつり橋に行きましたよ~




〇2019年9月21日 フェアウィンドきの招待公演

左京区木野にある介護老人保健施設「フェアウィンドきの」にご招待いただき、仕舞や楽器の演奏を行いました。
コロナ前は時たまこのように外部から招かれて仕舞などをする機会があり、普段から能をご覧になっているわけではない方に見ていただくのはこちらも刺激をもらえて興味深かったです。


ここ数年の歩み① 2019年3月

2022-03-05 18:33:17 | Weblog
実に3年ぶりの更新になります。

このgoo blogというのは、紐づけてあるGmailに「先週のハイライト」といって一週間に何人がこのページを見たかというのをお知らせしてくれます。
これによると、毎週コンスタントに100人~200人くらいの方が見てくださっているようなのです、3年も更新してないのに。
これは申し訳ないなと思い、この度筆を執ってみることにした次第です。
更新の途絶えていた時期から順に活動を振り返っていきます。


○2019年3月8日~10日 四大学合同発表会@東京
3年前といえば、まだ誰も新型コロナウイルスの「し」の字も知らない頃ですね。
都会へ出るのに何の躊躇もありませんでした。
この年の四大学は東大さんが幹事校。ウキウキしながら東京へ向かいます。

京大観世会は群れることを好まない人が多く、あまり団体行動をしたがりません。(注・仲が悪いというわけではありません)
今回も全員京都から向かうのに、集合は東京都杉並区・荻窪駅! 入部初年度の私にはなかなか驚きでした。

ともあれ何とか全員集合。宿所の旅館「西郊」に向かいます。
西郊は登録有形文化財にも指定されている趣深い旅館で、レトロ好きにはたまりません!
東大さんのチョイスがすばらしかったですね。



四大学は1日目素謡会、2日目舞台、3日目観光という流れになっています。
素謡会は西郊で、翌日の舞台は杉並能楽堂で行いました。
杉並能楽堂というところも趣のある舞台で、東京で2番目に古いとか。京都でいうと大江能楽堂に近い雰囲気です。
素謡会にしても舞台にしても、同じ流儀なのに大学ごとに微妙に違う謡い方舞い方を見られるのが興味深いですね。



舞台が終われば…夜舞台✨ 旅館に戻って酒を飲みつつ宴会芸に興じます。
神戸女学院大さんはコント、東大さんは科学実験をされてましたね。
京大は船弁慶を基にしたコントを上演。
前日に100均で買ったハートがついたピンクのリボンを打杖のように振り回して弁慶と戦いましたが、そこまで受けず赤面、そのあとかなり酒を飲んだところまでは覚えています。

3日目の観光は3チームに分かれ、私は谷根千エリアへ。ブラタモリさながらの案内人(東大さん)が詳しく案内してくれました。
店主の絡みが猛烈な谷中のトルコ料理屋「ザクロ」、暗渠の上に引かれた区境などディープな東京を味わうことができました。




○2019年3月21日 追い出しコンパ
円山公園・鳥久にて、追いコンを開催し、卒部者1名の門出を祝いました。
実はこれが直近の追いコンで、一昨年・去年と追いコンを開催できていないのです。
今年こそ開催できるといいのですが…