天気晴朗。梅雨明けを思わせる南西からのフレッシュブリーズ。海面はフラットに近い。それなりにスピード出しても問題なし。最高速は45km/hほど。気分良し。
ナッシュのフォイルがだいぶ馴染んできた。空中翼の動きと水中翼の連動・調和が、気分と体調によってもかなり違うことが良く分かる。滑らかなジャイブにはまだ時間がかかる。まぁ、タックもジャイブも、今の私のカイト・スタイルだと必要ないことではある。
そうそう、何年かぶりにトビウオと並走してワクワクした。50mほどの滑空・・・見事なものだ。今回もちゃんと風上に向かってテイクオフした。私より少し速かったから対地速度30km/hくらいだろうか。アップウィンドで45度は取れるフォイリングならではの楽しみの一つだ。
おもしろいことに、滑空・動力含めた私の空の経験では、たいがいの鳥の通常の滑空速度は秒速10m程度だった。サーマル(熱上昇風)を拾って高度を上げるときなどは、彼らはすぐ近くに寄ってきて、時にはこっちが寄って行って、横目でチラチラ見合ながら一緒にソアリングを楽しんだものだ。もっとも、まれに獲物を見つけて急降下する時などは、彼らは伸縮自在の翼をたたんで翼面加重を上げ、自由落下に近い速度を出すこともできる。
やっぱり、自然の生物は皆、生来それなりの驚くべき能力を持っているということだ。大聖人曰く「鳥は飛ぶ徳、人に優れたり・・・」。