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庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

徒然草130段

2020-02-24 11:15:00 | 自然

「人と競争することで、さまざまな技芸も上達する」・・・という考え方がある。これは人間を相手とするものなら(ある程度)は正しいかもしれないが、こと大自然を相手とするもの(自然スポールとかナチュラルスポーツとかと呼んでおこう)には、まったく当てはまらないどころか、害になる。


書き物やパソコンを読みすぎ観すぎて目が疲れたら、ちょくちょくオーディオブックを聞いている。昨夜は『徒然草』の130段で、この辺りのことと少し関係することを言っていて面白かった。今回は、私の「なんとか話ではないが、ちょっと吉田兼好の話を挟む。徒然草は、彼の「なんとか話」の宝庫である。


 


足下の楽園

2020-02-19 22:37:00 | 自然

 昨日と打って変わって、今日の別府の日差しはすでに春。暖かくてありがたかった。帰りのレグではフォイルが浮かなくなったので、しまいは星ノ浦手前までのんびりと帆走。この浜には初めて上陸した。

こんな近くに、ほぼ純白のパウダーサンドの砂浜があった!灯台もと暗し。私は嬉しくなった。長い間、自然の風波に任せ、人の出入りがほとんどないからだろう。

すぐ奥のナツメヤシの林には、これなんちゅう花だったかなぁ・・・甘い香りが漂っていた。楽園はこんなところにもある。沖で風が止んだら、また来ることにしよう。

「まつ毛の近きと虚空の遠きは見えざるなり」・・・御書



冬の風

2020-02-18 19:03:00 | 自然

昨日からやっぱり寒の戻りが来た。別府の風は寒すぎたのでモンチ海岸に移動したが、典型的な真冬の風。つまりガスティ+バンピー・・・。夏の風はだいたい海面を這うように安定して吹くが、冬の風には落ち着きがない。どうしてそうなるか・・・ひょっとしたらまだ知らないカイトサーファーもいるかもしれないので参考までに・・・。

「風」は「単なる空気の運動」だとは私はまったく思わないけれども、この理由の物理的な説明は簡単なことで、「風(空気)の温度が海水温より低いから」・・・これだけです。

もうちょっと耳慣れた言葉でいうと「海上サーマル」。相対的に暖かい海水に、上空から降りてきた冷たい空気が温められて上昇することで、冷たい空気と混ざり合ったり、時には過流を作ったりして、気流がそうとうに不安定になる・・・ということです。

もう少し上空に目を向けると、条件によっては、ウェーブ状の空気の流れが雲を形成し、きれいな「クラウドストリート」を作っていたりする。

まあしかし、海のスポーツはやっぱり暖かい季節が良いね^^;;・・・今日は10分ほどで手がしびれた。やっぱり最高気温が10℃切るような日は、海に出るのはやめよう・・・かな?


         「日蓮は日に一度、日天に影を落とす身なり」