今はおよそ鈍感な私の、たぶん異常に多感な高校時代、或るノートの表に「想念録」とい名前を付けた。ある時どこからともなく突然やって来て走り去る、閃光のような想いや情感の一端を書き留めるために。
二十歳を超え、あれこれと忙しくするようになり、やがて食い扶持を得て社会人となり妻子を養うという、それなりに楽しく平凡な生活に馴染むにつれて、天空からの啓示のような感動の波は、徐々に来訪の回数を減らし、あの「想念録」もどこかへ行ってしまった。
ところが、最近また、私の身の内に似たような出来事が起こり始めたようだ。こういうの精神的若返り、あるいは幼児返り現象いうんかなぁ・・・。
そこでこのブログにも「日々雑観」なるカテゴリーを追加して、或る日或る時、雷光の如く去来する、私にとっては、どうも本当のことらしい思い付きの数々を記しておく次第。