※吹けば飛ぶような弱小企業である、うちの会社の採用試験(中途)の中から、個人的に印象に残った不採用事例を紹介します。
10月某日
20代・高卒・男性(正社員志望)
<面接メモ>
・履歴書の「自覚している性格」欄で「忍耐強さ」を挙げる応募者は、そうでない応募者に比べ、以前の職場における平均在籍期間が短いという、一種マーフィー的(懐)な経験則が我が社にはあるが、この方も合致。
・話すとき、常に左手だけを机の上でヒラヒラ(身振り手振りの一環と思われる)させ続ける。やや難しい質問を受けると、明確に怒ったような表情に変わり、ヒラヒラに加えて、机に身を乗り出しかつ多弁・早口気味になる。
・履歴書に「得意な科目:世界史、得意な分野:アジア」とあったため、特にどのような分野に関心があるか尋ねたところ「やはり最近だと小泉首相の靖国神社参拝問題です」。「それって『世界史』ですか」と聞くと「まあ日本史的な部分も含まれます」とのこと。
・靖国参拝問題に関する持論を尋ねたところ「中国や韓国・北朝鮮との関係を考え、総理という立場で参拝は控えて欲しかった。小泉さんは『心の問題』と言うが、心の問題なら、心の中で参拝することも出来るはず」。全部どこかで聞いたことがある話のような気がする点はともかく、論と言うには後半がやや観念的との印象を受けたため「参拝するのと控えるのでは、控える方がより国益に適うと考えますか」と、こちらから二者択一に誘導する形で再質問を試みるが「心の場に『国益』という言葉はふさわしくないと思うので(以下略)」と、なかなか再質問の意図をくんでもらえず。
・志望動機に「仕事のやりがい」を挙げる応募者は、そうでない応募者に比べ、面接で質問を受けつけると、福利厚生に関する質問を最初にする確率が高いという、一種マーフィー的な経験則が我が社にはあるが、この方も合致。
○個人的コメント:
※直近の時事問題に強い関心を示すことで、社会性の高さを印象付ける狙いもあったかも知れないが、個人的には、今の国内のムードではちょっと口にする方がリスキーと言えるほど、わかりやすい「戦後教育」な人であることの方が、むしろ印象に残った。
※靖国参拝に反対とか、所謂「戦後教育」的なキャラクターであることで、採否を決めているわけではないので、一応念のため。
10月某日
20代・高卒・男性(正社員志望)
<面接メモ>
・履歴書の「自覚している性格」欄で「忍耐強さ」を挙げる応募者は、そうでない応募者に比べ、以前の職場における平均在籍期間が短いという、一種マーフィー的(懐)な経験則が我が社にはあるが、この方も合致。
・話すとき、常に左手だけを机の上でヒラヒラ(身振り手振りの一環と思われる)させ続ける。やや難しい質問を受けると、明確に怒ったような表情に変わり、ヒラヒラに加えて、机に身を乗り出しかつ多弁・早口気味になる。
・履歴書に「得意な科目:世界史、得意な分野:アジア」とあったため、特にどのような分野に関心があるか尋ねたところ「やはり最近だと小泉首相の靖国神社参拝問題です」。「それって『世界史』ですか」と聞くと「まあ日本史的な部分も含まれます」とのこと。
・靖国参拝問題に関する持論を尋ねたところ「中国や韓国・北朝鮮との関係を考え、総理という立場で参拝は控えて欲しかった。小泉さんは『心の問題』と言うが、心の問題なら、心の中で参拝することも出来るはず」。全部どこかで聞いたことがある話のような気がする点はともかく、論と言うには後半がやや観念的との印象を受けたため「参拝するのと控えるのでは、控える方がより国益に適うと考えますか」と、こちらから二者択一に誘導する形で再質問を試みるが「心の場に『国益』という言葉はふさわしくないと思うので(以下略)」と、なかなか再質問の意図をくんでもらえず。
・志望動機に「仕事のやりがい」を挙げる応募者は、そうでない応募者に比べ、面接で質問を受けつけると、福利厚生に関する質問を最初にする確率が高いという、一種マーフィー的な経験則が我が社にはあるが、この方も合致。
○個人的コメント:
※直近の時事問題に強い関心を示すことで、社会性の高さを印象付ける狙いもあったかも知れないが、個人的には、今の国内のムードではちょっと口にする方がリスキーと言えるほど、わかりやすい「戦後教育」な人であることの方が、むしろ印象に残った。
※靖国参拝に反対とか、所謂「戦後教育」的なキャラクターであることで、採否を決めているわけではないので、一応念のため。