この1週間、日本のマスメディアはホリエモンにスポットを当て、昨夜の逮捕はまるで待ってました!のように通常番組が変更されて、各局の放送合戦が繰り広げられた。
証券取引法違反での逮捕だが、この容疑でここまで大騒ぎになった人も過去に記憶が無い。
プロ野球の買収問題から脚光を浴びる事になった彼は、色んな分野で注目視され、今や日本全国知らない人はいないぐらいの有名人になった。
昨今では“勝ち組”の象徴たる六本木ヒルズに暮らし、眼下に煌く都心の灯りを眺めて何を思っていたのだろう。
個人的には好きでも嫌いでもない彼だが、会社を買収された人や株主など損を被った人にとっては、怒りも収まらないことだろう。
それは仕方のないことにしても、この報道を見ていて一番不快に感じることは、キャスターや評論家たちの掌を返したようなあまりにも辛辣なコメント。
確かにこれだけ世間を騒がせているのだから仕方のないことではあるけども、つい先日まではどこの局もバラエティー番組などに、彼だけどころか女性広報担当者までをタレント同様に出演させ、視聴率を上げるために必死になっていたのにね
そしてもはやイメージダウンした彼の商品価値は集中砲火の的とされ、またも視聴率を稼ぐ。
別にホリエモンを擁護するわけではないが、調子よく持ち上げてきたマスコミにも反省すべき点はあるのではないかと思う。
あの鈴木宗男だって、いくら大物歌手が応援したにしろ再びバッジを胸につけて、最近ではバラエティー番組にも出演したりして、好感度?を上げているようだし・・・
もし今回の事をきちんとけじめをつけ、ルールに則った形で起死回生できるとしたら、彼はマスコミとどう向き合っていくのかな?
それとも完全に潰されてしまうのだろうか?