毎年 テレビで見るだけだった 野沢温泉道祖神祭り。
近いですけどね。だからって中々 見に行かれるものでもありません。
でも今年。
幸か不幸か 暇でして。
前夜、facebookで告知見て、そうだ!今年は見に行ける!と、急に思い立ち。
当日の朝、じゃらん で宿を予約。
車を走らせ 雪が降りしきる野沢温泉へ。
午後3時 宿にチェックイン。ちょっと休憩、支度をして会場下見へ。
どしゃ降りの雪の中をさまよい歩き回る。
方向音痴だけど、それなりに意味があったのよ。ほら

道祖神さま 。
ここは、村の聖地なのだそう。
しかしその後、肝心の祭りの会場を見つけられず、温泉街に戻ってお土産屋さんで尋ねてみた。
最初から方向違いだった( ̄▽ ̄;)
教えてもらった道を行くと

あらっ、

まあっ!
立派な社殿が!
場所を確認したので、適当に空いてる店に入り、鍋焼きうどんで腹拵え。
それでも時間があったので、一旦宿に戻る。
どしゃ降りの湿った雪で、もう何もかもビショビショ。あいや~
暖をとり、びしょ濡れのバックから、最小限の貴重品をウェアのポケットに分散して入れ、体勢を立て直して 外へ。
会場へ向かうと、ちょうど 松明が出発したところ。

灯籠の部品を持った人達の列に加わり、お神酒のおじさんから お酒をいただき、はしゃぐ外国人客と一緒に歩く。
いやほんと、外国人ばっかりなのよ。
道中も、会場についてからも、松明持ったオニーサンが いきなり 松明振り回して暴れるんですよ。
祭りの様子をよく見ようと、うっかり近寄ろうものなら ホント、いきなり至近距離で松明を振り回されて、ひえぇ~!と逃げ惑うことに。
まったく 油断も隙もありゃしない。

社殿の上のオニーサンたち。
えーと、厄年の男だっけ?
松明の灯りで 灯籠が組み立てられます。
時々、オニーサンが松明振り回して野次馬を追い払います。スリリング。
ひとつめの灯籠が完成。
初灯籠、なんだそうです。
すぐ近くで灯籠組み立てていて、ご当人のおじいちゃんが 自慢の孫の晴れの日を喜んでいる声が聞こえました。
三つの灯籠に灯りが入り、
もうこの辺りになってくると 人がギュウギュウ、しかもトールな外国人たちの人垣に阻まれ、スモールジャパニーズの私は 祭りの様子はほとんど解らず。
あ、でもほら
これから始まる攻防戦の、守りチームの男たち♪

大きな松明が到着しました。
花火が上がります。
攻防戦がスタート!
大きな松明から小さな松明に火を移し、攻めチームの男たちが社殿に火を着けようとするのを、守りチームの男たちが身体を張って火を消します。
後でテレビで見ると、火のついた松明で相手の頭をバシバシ叩いて 熱そう痛そう 激しいものなんですけど。
私から見えたのは
飛び散る火の粉だけ。
もっとも、一番前で観てたら、飛び散る火の粉で高いウェアに穴があくんですけど。
延々と続く攻防戦に飽きて しかも酔っぱらった外国人客が騒いだり飲み過ぎて青くなって地元のオジサンに担がれて行ったり。
外国で恥さらすのはお互い様でねーの。
そうこうするうちに、いつのまにか 大きな松明が社殿に接近。
社殿の上の男たちが ゆっくり立ち去ります。
男たちが居なくなった社殿に、松明の火が入れられました。
燃え上がる社殿
炎が屋根まで達すると、灯籠も、ひとつずつ炎の中へ。
すごい炎のエネルギー。
結構離れてたんですけどね。
この火の粉
顔熱かったし
社殿が燃え落ちる時なんて、迫力ありましたわ~
炎が少し弱まるまで見守っていた、祭りを為し遂げた男たちが胴上げ。
防寒対策は万全でしたが、すっかり凍え、11時過ぎ、宿に戻って 温泉で暖まりました。
いやぁ~ いい温泉だったぁ~♪
この火、一晩中燃え続けていて、翌朝、この熾火で餅を焼いて食べると 一年間 風邪をひかないとか。
翌朝…
起きられず( ;∀;)
用事があったので、そうゆっくりもしていられず、そそくさと宿をチェックアウト。
飯山の道の駅から。
急に思い立って行ったので 色々中途半端で、でも見れて良かった。
でも 次に機会があったら。
燃えてもいい服装で、一番前で観たいし、餅もスタンバイして行きたいですね~。