神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

三次の雲海

2012年01月24日 14時11分10秒 | 日記

 寒波襲来、とても寒いので外出できません。で、パソコンの中のストック写真から。リバーサルフィルのスキャンしたものです。

 広島県の三次市では、朝に素晴らしい雲海が見られます。季節は秋が最高だそうですが、その他の季節でも運が良ければ見られます。

 下の地図の高谷山。三次市の西側にある山です。詳しくは「霧の海ライブカメラ」を参照してください。必要なすべての情報が掲載されています。このHPを作られた方々の不断の努力に脱帽です。


 斐川からは国道54号線を南に向かって走って2時間で到着です。日の出に合わせて自宅を出発しますので、深夜3時~4時頃に家を出ることになります。当然、深夜ですので対向車もおらず寂しい一人旅状態。アクセルを踏みっぱなしで、予定よりもかなり早く到着します。

 県境を超えて広島県に入り、布野の道の駅を過ぎることにはあたりは霧に包まれます。素晴らしい雲海が見られるのではないかと心が弾みますが、前方の視界が悪くヘッドライトで周囲は真っ白。スピードの出し過ぎは厳禁です。

 霧の出る可能性が高いのは晴れた朝、気温が低く、風は穏やか。前日に雨が降るとさらに確率は高くなります。三次盆地を流れる江の川の水温と気温の関係もあるとのことです。

 国道54号から三次市街地へ左折する信号がありますので、その交差点を逆に右折して山を登ります。霧は更に濃くなります。2m先も見えません。車のギア落として、人が走る程度の速度で標識を頼りに進みます。地元に人たちの手作り標識です。高谷山展望台のすぐ下に駐車場がありますが、そこまで到達すると霧は晴れています。すなわち、雲海の上に出たことになります。すでに先客の車が何台も止まっています。

 周囲はまだ真っ暗。日の出の時間まで車中で待機ですが、展望台の撮影ポイントの陣取りのために三脚だけを立てておきます。これって、ルール違反かな?。秋のベストシーズンには駐車場がいっぱいになることもあります。展望台も場所取りで人がいっぱい。

 過去、4回撮影に出かけましたが、うまく撮影できたのはオフシーズンだった最初の2回、あと2回はベストシーズンの秋に行きましたが、霧が深く高くなり過ぎで展望台に到着した時、すでに周囲何も見えない状態でした。失敗。霧は日の出と共に、気温の上昇によって上空へ上がって行きますので、日の出前に展望台が霧に包まれていたら撮影は望み薄です。

 この2カットは初めて三次の雲海を見に行って運良く撮影できました。3月頃です。ビギナーズラック。


 霧が低く立ち込めると小高い山は島状に雲海の上に浮かびます。これよりも良い写真は未だ撮れていません。

 夏に撮影したもの。霧が高くなり過ぎで雲海の水面ギリギリに太陽が昇って来ました。

SIGMA 28-70mm F2.8 EX ASPHERICAL DF

 撮影に出かけるにも早起き、往復200kmのドライブですので、出かけて何も撮れなかった時の徒労感はどうにもこうにも。

 2回連続で撮影できませんでしたので、「二度あることは三度ある」で、もう一回の元気が出ません。春になって、国道54号線の凍結の恐れがなくなったら、今度はデジタルカメラで再挑戦です。


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