神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

とうとう、Nikon Df。懐古趣味か、合目的操作性か。

2014年03月14日 21時50分45秒 | 日記

 昨年の11月末、Nikonより新しい一眼レフ「Df」が発売されました。第一印象は懐かしいフォルム。そう、昔私が使っていた「FE」です。



 久しぶりカメラ保管庫から出してみました。よく似ています。ペンタ部のデザイン、「Nikon」のフォントも同じ。



 でも、何よりも嬉しいのは軍艦部です。



 ダイアルが復活。これを待っていました。約2年半前にこのブログで私のカメラ機材を紹介しています。

 この中で、現在使用中のD700について、「頭を使わないと使えないカメラ」と紹介しています。

 通常の私の撮影スタイルはISO感度を決めると、あとは絞り優先の自動露出。目が悪くなったのでオートフォーカスに頼っていますが。フィルムの癖が抜け切れず、ISO感度変える発想がありません。

 絞りはレンズに組み込まれていますので絞りリングを回して絞り値を決めます。カメラとレンズの構造を理解していると必然的に左手で絞りリングを回します。

 シャッタースピードはシャッター幕の軸にあるシャッタースピードダイアルを回します。昔の横走フォーカルプレーンシャッターはそうなっていました。

 カメラを操作して写真を写す。合目的操作が体に染み付いています。D700ではそれができませんでした。シャッターボタンを押せばカメラがきれいな写真を写してくれるので問題ないのですが、写す楽しみ、カメラを操作する楽しみがありません。



 それが現代のデジタル一眼レフで体験できるのです。私の所有しているレンズはすべて絞りリング付き、「Df」の出現を待っていたかのよう。

 手に入れるまで4ヶ月かかりました。発売当初は人気で品薄。そうこうしているうちに4月からは消費税増税。今、買うか。それとも、しばらく待って値下がりして増税分が消えるまで待つか。考えに考え抜いて「今でしょ」。購入しました。カメラ屋さんで見本品を手に取ることもありませでした。と言うか松江のカメラ屋さんのショウウインドには陳列してありましたが、触らしてもらえるような雰囲気ではありません。一目惚れの衝動買い。

 ボディーのみは大きさの割に軽いです。D700よりもずっと軽いです。レンズを付けて構えてみるとレンズ側に重心が移動します。右手でカメラを保持しようとするとシャッターボタンが押し難いです。左手でレンズとボディーの重みを受け止めてレンズを操作。右手は添える感じでシャッターボタンを押すだけ。すると人差し指がシャッターボタンに一致します。

 このカメラは軽く、グリップが小さいですので軽い短いレンズが見た目、操作バランスがいいです。18-35mmズーム、28-105mmズームがいい感じ。三重苦の28-70mm、真鍮製80-200mmの様な重いレンズはD700に付けて役割分担です。

 今度の日曜日は良いお天気のようです。Dfを持って出かけてみましょう。ちなみに、まだ、一コマも写していません。恐れ多くて、もったいなくてシャッターが押せません。シャッター音は良い音との評判です。最初の一コマ目は何を写そうか。


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