音楽CDをパソコンで聞くようになって、ライブラリがどんどん肥大化してきました。CDの枚数にして270枚、ハードディスクの容量は現在61GB、曲数は3770曲にもなります。
で、実際はどのように聴いているかというと。まず、音楽CDをパソコンに取り込みます。ここで使うソフトはWindows media player。WMAロスレス形式で1枚のアルバムCDを1フォルダにして管理します。プレイヤーソフトはもっといいものもありますし、パソコンに保存するオーディオコーデックも優れたものがあるとは思いますが、腐れ縁でWindows media playerを取り込みに使っています。
オーディオ出力はAOpenのサウンドカード、Cobra AW-850を用いてSPDI/Fから光オーディオ出力します。外付けアンプはオンキョーのWAVIO MA-500Uで、ここでD/A変換を行ないます。スピーカーもオンキョーのミニコンポの付属スピーカーです。
青い線が光ケーブル。入力と出力で2本。
現使用中のマザーボードにも光オーディオ出力が付いていますが、Cobra AW-850を捨てるのがもったいないので未だに使っています。PCIスロットが2つ埋まってしまうのが欠点ですが。
プレイヤーソフトですが、フリーソフトのFoobar2000を使います。これにASIO4ALLドライバを利用して、カーネルミキサーを通さずにCobra AW-850へ出力します。ASIO4ALLを使うと音質が向上するそうですが、確かに、若干ですが低音の伸びがいいようです。仕事しながらのながら聞きには全曲シャッフルが便利。
foobar2000の画面。至ってシンプル。
ASIO4ALLでCobra AW-850のみ選択。
したがって、Foobar2000で音楽を聞く時の音量調整は外付けアンプのボリュームを使います。パソコン画面上のアナログ出力のオーディオインターフェースの音量調節は無効です。
ちなみに、パソコンから出てくるFoobar2000以外の音声信号は通常のアナログアウトに繋いだ安物スピーカーから音が出てきます。
MP3ポータブルプレイヤーでのヘッドホンオーディオでは、5年前にサムソンのYP-U2を購入しました。当時としては1GBで格安の5千円でした。搭載できる曲数は256曲の制限付きです。それでもUSBメモリサイズでコンパクトなので重宝して使っていました。
今年、ウォークマンを買いました。NW-A867です。64GBのメモリを積んでいます。価格動向を見てほぼ底値の22,000円でした。現在カタログ落ち。
WMAロスレスをソニーのXアプリで再生することを目論みました。ところが、WMAロスレスとは相性が悪く、音飛びがひどく聞くに耐えるものではありませんでした。CPUのパフォーマンス不足では無いようです。ウォークマンに転送時に圧縮しても音飛びは直りません。
WMAよりも汎用性のあるMP3を使うのがいいだろう。
次にアップルのitunesを使いました。このソフトでは音飛びなくMP3変換ができました。しかし、問題が。これまで、音楽データをアルバムのCD単位のフォルダ分けで管理していましたが、itunesはアーティスト単位のフォルダに再編してしまうのです。CDの枚数以上のフォルダが出来てしまい、聞きたい曲を探すのが大変です。
そこでFoobar2000のMP3変換機能を使ってみました。MP3エンコーダーはLAMEです。Foobar2000の変換機能はフォルダの命名規則をカスタマイズできるので、これにより願いどおりに、アルバムCDを1フォルダとするMP3変換が可能になりました。アルバムジャケットのJPEG画像も各フォルダに自動でコピーしてくれます。
CD約270枚分の音楽データが約37GBのMP3ファイル(320kbps)に変換できました。CPU使用率100%でも約6時間かかりました。これらMP3ファイルをXアプリにドラックして、アルバムジャケットの画像を登録して、ウォークマンへ転送しました。ウォークマンへの転送時間は約1時間30分でした。
このウォークマンはなかなか優れもので、貯めこんだ音楽を、楽曲ごとの曲調を解析して、今の時間にふさわしい曲を勝手に選曲してランダムに流してくれます。自宅でのくつろぎの時間を演出してくれます。また、底部のウォークマンポートからライン出力が取れますので、カーステレオに繋いで休日のドライブをより楽しいものにしてくれます。
ヘッドホンですが、ウォークマンに添付のノイズキャンセリング機能付きインナーイヤー型ヘッドホンは、どうも私の耳の形態に適合しないようで、すぐに外れていしまいます。イヤーパッドを交換してみましたが、結果は変わらず。結局、従来のサムソンのヘッドホンが未だに活躍です。これが以外に音がいい。低音もしっかり出ますし、高音域まで伸びやかです。聞き慣れていることもあるでしょう。