数年前、このブログに「19年前のイタリア旅行記」を書きました。
ここ数ヶ月、香港では学生たちによる民主化運動が報道されています。そのテレビニュースを見ると、デモの現場は20年前の香港旅行で宿泊したホテルの近くです。
しかし、私の頭の中ではその旅行の記憶が薄れています。この際に思い出せる範囲内で旅行記を書こうと思います。「20年前の香港旅行記」です。とりたてて珍しい旅行体験ではなく、ありきたりのパックツアーの思い出です。記憶の棚卸し。
=======2020年7月追記=======
ここ最近、このブログの香港旅行のページが「このブログの人気記事」としてランクインしています。1日数件ですが。特に香港関連のニュースが大きく報じられると出てくる現象です。グーグルの検索でも「香港_イギリス領」で検索すると2ページ目に出てきます。民主化運動、中国共産党の支配強化、一国二制度の形骸化、そのあたりの情勢が関係しているかも。想像です。
=====================
1994年12月まだ新婚気分の私たち夫婦は香港旅行を思い立ちました。その頃勤務していた職場を4月に退職することが決まっていましたので、仕事内容は消化試合です。自由に休暇を取れる雰囲気でした。生涯唯一のサラリーマン時代の思い出です。
1997年に香港の主権がイギリスから中国に返還されるとのことで、イギリス領であるうちに一度行ってみよういう計画です。中国返還になっても共産主義と資本主義の一国二制度が維持されることになっていましたし、返還・激変とは考え難いです。旅行会社の店頭には「今のうちに香港へ」と、パンフレットがあふれていました。ちょっとした香港旅行ブームです。私達が参加したのは日本旅行主催、成田発着の3泊4日ツアーです。新婚旅行のような見栄を張った「豪華?」ツアーではありません。夫婦共働きとはいえ金銭的に余裕が有るわけでもありません。自宅から東京までは夜行快速列車を利用して成田空港へ向かいました。
成田空港では新しく完成した第2ターミナルビルが集合場所です。私にとっては2回目の海外旅行ですのでちょっと慣れています。荷物は最小限。夫婦で大きなスーツケース一つにしました。12月の日本から亜熱帯の香港ですので、空港のコインロッカーにダウンジャケットを預けて身軽な服装で出国手続きです。
航空会社は日本航空。出発は午前10時。搭乗ゲートに行くとボーイング747-400 Sky Cruiserが待っています。当時は最新鋭のジャンボジェット機。アッパーデッキが後ろに長く、主翼の先端にはウイングレットが付いています。座席番号を見るとエコノミークラスの2階席です。それも右側の窓際。香港路線では最も楽しい席です(理由は後で)。ボーディングブリッジから機内へ入り、階段を2階席へ。座席数は少なく3人掛けが2列に並んでいます。国内線の小型機のようです。天井の荷物入れが小さいので窓際の壁と座席の間にも小さな荷物入れがあります。
搭乗機は定刻に出発。成田空港から太平洋上空を一路西に向かいます。所要時間は約5時間、時差は1時間です。客室の前にはモニターテレビがあり、現在の飛行地点をカーナビのごとく表示しています。離陸後しばらくして昼食のサービスが始まりました。カレーライスとパスタの選択です。私はカレーを頂きました。トレーの内部にはヒーターが仕込まれており、カレー部分は暖かいです。そして、新婚旅行時と同じ企み、ステンレス製のスプーン、フォーク、ナイフを無断拝借(窃盗とも言う)です。20年前のことですから時効ですよね。さすがは日本航空です。アリタリア航空よりもデザイン、持ち易さ、上出来です。現在でも我が家の食卓には時々登場し便利に使っています。
台湾上空を通過、窓の下に台湾の山並み、街が霞んで見えます。そして、香港が近づいてきました。徐々に高度を下げています。あと30分くらいで着陸となった頃、搭乗機は旋回をはじめました。モニターテレビでも機が旋回している様子を表示しています。香港の啓徳(カイタック)空港への着陸の順番待ちなのでしょうか。
窓の外に陸地が見えてきました。大小様々な入江、そして、たくさんの船。大きな貨物船もあれば小さな漁船も見えます。日本の東京湾の風景とはだいぶ違います。とにかく船が多いです。そして、香港の街に近づくと高層アパートが整然と幾何学模様を描いて立ち並んでいます。
搭乗機はさらに高度を下げています。眼下のアパート群はしだいに古びた倉庫と灰色のビル群になってきました。低空飛行で後方へ流れゆく風景の速度はだんだん早くなります。もうすぐ着陸です。
右側前方に啓徳空港が見えてきました。すると、機体を大きく右側に傾け旋回します。窓後方の主翼先端が下方のビルに接触しそうです。これが有名な香港アプローチ。
解説です。香港啓徳空港は香港の半島側市街地の海沿いにあり、滑走路西側には山が迫っています。通常の空港滑走路の様に真っ直ぐな着陸コースを取ることが出来ません。そこで、滑走路延長線よりも45度ずれた角度で進入。そのための赤いチェッカーターゲットと無線標識が山肌に設置されています。まっすぐ飛行すれば山に激突です。チェッカーターゲット直前で急激に右旋回をして水平を立て直す間もなく着陸です。ここの着陸の困難さは世界でも有数だそうです。時々、事故もあるとか。
私はこの香港アプローチを事前に知っていましたので、右側窓際に座席が取れたことを知った瞬間、まさに「ラッキー!」。座席希望のお願いをしていません。偶然です。カメラを持って窓に張り付いてシャッターを切り続けました。隣に座っていた妻曰く「恥ずかしい」。
無事、香港啓徳空港に着陸しました。機外に出るとジェットエンジンの排気ガス臭、そして湿度の高いまとわりつくような空気。冬の日本から来ると暖かさよりも、湿度に不快感さえ感じます。バスに乗り込みターミナルビルへ。入国審査はノーチェック。入国審査官にハンコを押してもらうだけのあっけない物でした。ツアーの団体客は専用のバスターミナルへ。現地スタッフの手持ち看板を目印に指定されたマイクロバスに乗り込みました。まずは宿泊先のホテルへと向かいます。
今回のツアーは香港島の地下鉄、金鐘(アドミラリティ)駅に直結したショッピングモールであるパシフィックプレイスにある3ホテル、JWマリオット、コンラッド、アイランド・シャングリアのいずれかに宿泊するのが特徴です。ホテルの格付けによって値段が違います。JWマリオットはその中でも一番安いホテルでした。夕食は全部付き、半日の観光と半強制的ショッピング。ツアー特典として上記3ホテルのいずれでも朝食が食べられます。アフタヌーンティー1回分ののチケットも3ホテルの中から選択できます。ウェルカムフルーツ、ホテルオリジナルのアメニティーグッズ入りミニポーチ進呈。値段の割には良いホテル。おまけ付きのツアーでした。
JWマリオットに到着後チェックイン、早速客室へ。香港のホテルはハーバービューか否かで料金が違います。我々は当然ながらマウンテンビュー。香港島の緑を満喫できます。角部屋でした。そう大きな客室ではありませんでしたが、二面が全面ガラス張りなので狭小感はありません。独立したライティングデスク、すわり心地の良いソファー。部屋の真ん中のテーブルには様々なフルーツの盛り合わせ。バストイレルームには浴槽と独立したガラス張りのシャワールーム。イタリア旅行では巡り合わなかった近代的豪華(私達にとっては)ホテルです。入室後、しばらくしてホテルスタッフが部屋の設備説明にやって来ました。解りやすい聴き取りやすい英語で説明してくれます。最後にさり気なくチップ。この辺りも海外旅行経験済みで抜かりありません。
パシフィックプレイスの真上がJWマリオットなのでエレベーターで直結しています。エレベーター入り口には警備員が常駐、ホテルカードの提示を求められました。ショッピングモールにはファッション関係、生活雑貨、お菓子屋さん、様々なお店がテナントして入っています。日系のお店ではSEIBUがありました。ちょっと高級なスーパーマーケットと言った感じ。ホテルでの夜のお酒、おつまみなどはここで調達。客室のミニバーは料金が高いからね。店員さんは現地人でしたが、なんとなく入りやすいので滞在期間中幾度も利用しました。
初日は香港島内の高層ビルの最上階レストランで夕食。その前に100万ドルの夜景を見せてくれるとのこと。出発時間に旅行会社指回しのメルセデスベンツのリムジンがやって来ました。でも、このリムジンかなり古そう。座席のクッションは草臥れており、乗り心地は最悪。普通の日本車の方がまともかも。道路脇の展望台から夜景を見ましたが、雲が低く垂れ込めスモッグも相まって、1万ドル以下、1千ドル程度のディスカウント夜景でした。2日目も夜景見物がありましたが、これまた同じく残念夜景でした。
夕食が終わってホテルに戻ると部屋のフルーツが新しいものに交換されています。しばらくしてドアをノックする音が。覗き穴から外の廊下を見るとホテルスタッフが2名立っています。何かしら。ドアを開けるとベッドメーキングに来たようです。ベッドカバーを外して、枕の位置を整えて(枕の位置を確認してパンパンと叩くだけ)、ミネラルウォーターを新しいものに交換してくれました。またチップです。チップはミネラルウォーターを取り替えてくれたからです。ベッドメーキングの謝金ではありません。
2日目、本日は団体観光ツアーです。マイクロバスに香港人の現地ガイド。ちょっと怪しい、でも聞き取れる日本語でいろいろ話してくれます。ます最初はレパルスベイと天后廟。レパルスベイは香港での別荘地、リッチなリゾート海岸といった趣です。途中の道沿いには門を閉ざした大きなお屋敷が幾つもあります。「これは俳優〇〇の家」、「これは歌手〇〇の家」と説明してくれます。レパルスベイには大きなリゾートマンションがあり、その建物の真中には大きな穴が開いています。風水で気が通るのだそうです。
天后廟は道教寺院。海岸に仏像、散策路、橋。様々な宗教施設が極彩色で彩られて並んでいます。侘び寂びの日本仏教に慣れ親しんだ我々には場違いな感じ。記念写真を写して退散です。
次に展望台から香港の町並みを眺めます。昨夜のディスカウント夜景と同じ展望台。どんよりと曇り、対岸の九龍半島が見えません。ガイド曰く、「あれが中国銀行のビル。遠目には包丁が刺さっているように見えませんか。風水では香港の気が集まる所。その部分に中国政府の銀行のビルを突き刺してあります。香港に対する中国政府の考え方を反映しているのです」。中国返還に対する香港人の不安が現れています。
タイガーバームガーデン。タイガーバームという軟膏で財を成したお金持ちのお屋敷と庭の見物。庭にはコンクリートで作った、これまた極彩色に塗装された動物や龍、寺院のミニチュア。なんとも成金趣味、奇妙奇天烈なお屋敷です。背景にある山にはバラック建ての低所得者住宅。貧富の差という言葉では片付けられない得も言われぬ居心地の悪さ。入場無料ですが、お金を払って見物するほどではないかも。現在は閉鎖。荒廃しているそうです。
黄大仙廟。香港で最も有名な道教寺院だそうです。お堂の前で線香をたいて、お供え物を前に置き、一心不乱にお祈りをしている姿が印象的でした。線香の香りは日本のそれとも異なり、体に纏わり付くようです。
香港の街は喧騒と活気に包まれています。狭い土地にこれでもかと高層アパートが立ち並んでいます。ビルの建設現場では工事用の足場が組まれていますが、よく見るとこれが竹製。数十階建てのビルにも壁面には竹の足場が蜘蛛の巣、鳥の巣のごとく張り巡らされています。よくもまあこんなもので大丈夫かしら。でもきっと、崩れないように上手に荷重を分散する知恵があるのでしょう。
これで、観光は終了。次はショッピングです。何軒かの観光客相手のお土産物屋さんを廻りました。いずれも雑居ビルが立ち並ぶ、猥雑とした下町といった感じの所。バスを降りてしばらく歩いてお店があります。でも何も買っていません。烏龍茶は買ったかも。どのお店にも共通して無料の飲み物、コーラ、ジュースが置いてありました。これを飲んだだけ。氷は原料の水が正体不明なので、氷は入れない方がいいですよとガイドさんが忠告してくれました。
そして、貴金属アクセサリーショップへご案内。ここは内装がしっかりとしています。まともな感じ。職人さんがアクセサリーを制作する実演もしています。購入時は店員さんと価格交渉をして下さいとのこと。買うつもりはありませんが、店員さんはかなりしつこく商品を薦めてきます。買う気がないなら無視すればいいようです。「もし欲しい商品があれば、あの店員さんが価格交渉を有利に進められますよ。なぜならば、このお店の社長の愛人だからね。頭がちょっと悪いのでいくらでも安くしてくれますよ」。ガイドさんそんなこと言ってもいいの?
昼食は郊外の団地の中にある点心レストラン。ツアー客用のメニューが決まっていて次々といろいろな点心が出てきますが、ガイドさんは少し離れたテーブルで別メニュー。「私はその料理まずいから食べないよ」。ツアー客一同・・・・・・。
移動のバスの中でガイドさんが中国茶の販売を始めます。「このお茶は先程のお店で売っていた物よりもずっと美味しくて、安い。買うならこっちがいいよ。注文してくれれば後で売ってあげるからどう?買う?」。なんとも商売熱心なガイドさんです。どこのお店でも何も買わなかったので騙されたつもりでお茶を買いました。帰国して飲んでみましたが確かに美味しかった。
後で考えればこの団体観光ツアー、無料の所だけ訪れています。車内販売とお土産物屋さんからのバックマージンで利益を得ているのでしょう。大手ツアー会社からの下請けか孫請が実態です。と、勝手に想像。
この日の夕食はレパルスベイの「ザ・ベランダ」でフランス料理の夕食です。映画「慕情」の撮影にも使われた有名なレストランだそうです。今朝見た風水の穴あきマンションの下に立地しています。席につくとまずは食前酒の注文。ワゴンにスパークリングワインやカクテルの瓶がいくつもあります。これは別料金。せっかくだから注文してみましょう。私はベルモット。妻はカシスのカクテルを注文しました。料理が次々と運ばれてきます。
ひと通り食べて。トイレに中座。そのトイレがとんでもなく緊張です。紳士マークを見て部屋にはいるとトイレ専門のスタッフが居るのです。黒い制服を着て白い手袋をしています。もう逃げられない。緊張しながら用を足して(ここにはついて来なかった)手を洗うところに来ると、さり気なくハンドソープを私の手に掛けてくれます。ソープを流そうとすると、水道の蛇口をサッと捻って水を出してくれます。ちょうどいい温度に温かい水が出てきます。そして、白いフカフカのハンドタオルを私の濡れた手に渡します。もちろんチップを渡しました。席に戻り、妻にそのことを話すと、「私、行くのやめた」。二度と無い得難い経験でした。ちなみに、昼間の天后廟ではニーハオトイレでした。詳細は自主規制。
ホテルで見られるテレビですが、地元ローカル番組の他にNHKのニュース番組が日本語で見られます。ホテルのガイド、観光ビデオも流れています。でも、現地の番組が面白い。もちろん無料番組です。広東語の会話は判りませんが見ているだけでも面白いです。その中に、自動車レースの番組がありました。出演しているのは香港人らしきアナウンサーやタレントさん。そこにゲストで日本人の後藤久美子が出ています。レースクイーンの様な見た目だけの扱いではなく、レースや車の知識がありそうな内容をかなり流暢な英語を喋っています。「この子、英語喋れるんだ」と感心して見ていましたが、それから数年してジャン・アレジと結婚との報道があって、やはりそうだったのかと納得した次第です。
3日目、本日は終日自由行動。ちなみに朝食3回はそれぞれ違うホテルで食べました。基本的に似たり寄ったりのブッフェ形式、アメリカンブレックファーストですが、シェフが目の前でオムレツを焼いてくれるのは初めて見ました。好きな具材を指示するとそれを入れてオムレツを焼いてくれるのです。それから、お粥(中華粥)がありました。大きな壺形の容器に入っています。出汁がさり気なく効いていてうまい。何杯でもいけます。私は、結局3回の朝食いずれもお粥でした。
本日はショッピング。上環(ションワン)あたりを目指します。金鐘(アドミラリティ)から上環(ションワン)へは2階建ての路面電車を使いました。乗ってみたかったということも。お上りさんは当然2階へ登ります。車内は狭く、2階部分は左右に大きく揺れます。正直乗り心地は良くありません。道路は車で渋滞、路面電車も渋滞。前を走っている電車に軽くぶつかります。アバウトな乗り物です。上環(ションワン)では私はニコンのカメラを買いました。その顛末はこのブログにあります。そのあと、再び路面電車で今度は銅鑼湾(コーズウェイベイ)へ。ここがショッピングの中心地のようです。日本資本の「そごう」もありました。
昼食はちょっと遅目にして、金鐘(アドミラリティ)に戻ってアイランド・シャングリ・ラでアフタヌーンティーのです。紅茶と様々なケーキ、スコーン。ボリューム十分。夕食まで時間がありますので九龍半島側に地下鉄で移動。尖沙咀(チムサーチョイ)の免税店でお買い物。ホテルへの帰路にはスターフェリーで香港島側へ渡ります。10分もかからない短い船旅です。
夕食はパシフィックプレイスの地下にあるお客さんが沢山の中華レストラン。北京ダックがメインですが、麺料理も出てきます。麺を伸ばすデモンストレーションもあります。小麦粉の生地を引き伸ばして折りたたみ、また引き伸ばして、どんどん細い麺に仕上げます。完成品を少しずつちぎってお客さんに触らせてくれます。麺が意外と柔らかく、これを千切らないで細く伸ばすのは難しいだろうな。そして、かなり満腹。それしか記憶に無い夕食でした。
12月初旬の香港はクリスマスのイルミネーションに輝いています。街全体が明るく華やいでいます。ライトアップされた高層ビルを見たくて、地下鉄で再び九龍半島側へ。香港最後の夜はお散歩。尖沙咀東部海濱公園(プロムナード)から眺める香港島の高層ビルは、港に面した壁面に無数の電球でサンタクロースやトナカイのデコレーションがなされています。それらイルミネーションが海に反射し綺麗です。夜でも寒くなく、ジャケット1枚で歩くと汗が出てきます。
4日目。いよいよ帰国です。スーツケースに買い物品の数々を詰め込みます。結構重い。不要なパッケージは捨てて体積を極力減らします。ホテル玄関に迎えのマイクロバスがやって来ました。重すぎて積みこむのに一苦労。一昨日のガイドさんが笑いながら「飛行機が飛べるかな?」。預かり手荷物の重量制限に引っかかるかも。一抹の不安がよぎりましたが、問題ありませんでした。成田に到着後、関税で一悶着が。私達の数人前の帰国者、個人旅行者のようですが、大量の化粧品を段ボール箱で持ち込もうとしています。10数分間、何か言い合いをしています。そして私達の番。審査官「何を買われました?」、私「お茶とウイスキーとお菓子と・・・・後、何だっけ?」、審査官「はいどうぞ、いいですよ」。無事帰国です。
新宿駅で帰りの夜行快速を待つ間に、小腹が空いたし寒いので立ち食い蕎麦へ。関東風の醤油たっぷりのだし汁からかつお節のいい香りと湯気が立ち上っています。これが美味しいこと。やっぱり日本食が一番です。