もう2カ月ほど前になるが、SPA!の取材を受け、今年上半期のブラック事件簿なる記事の作成協力をしたことがある。見本誌を送ってくれないので現物は見ていないのだが、そこではスカイマークエアラインの不祥事も挙げさせてもらった。
(体調不良CAの常務について役員と機長がもめたとか、いろいろ)
そのとき、同社の副操縦士が乗務中に操縦席で写真を撮っていたという不祥事があったのを覚えているが、今日、そのことを思い起こすニュースが入ってきた。
その副操縦士はたしか解雇されていたのだが、地上職として復帰して(再雇用されて)いたというのである。
なんと温情のある会社と思うか、ケシカランと思うか、みなさんはどうだろう。
この点に関しては、私はもう一つ思い出すことがある。ちょっと前、中野雅至という元労働官僚が書いた『正社員クビ論』なる本を読んで知った事件のことだ。
何年か前、首都圏の大手私鉄、東武鉄道の運転手が、乗務(運転)中にたまたま?妻と息子が同乗してきて、駅で停車中に先頭車両の運転室入口のドアを息子がバンバン叩くものだから(入れてほしいということだったのだろう)、乗客への迷惑も考え父親はやむなく息子(幼児)を運転室にいれ、そのまま一駅運転してしまった。そして、それが理由で運転手は懲戒解雇されたというのである。
※ご存じない方は「東武鉄道 運転手 懲戒免職」でググってください。
まあ、かつては新幹線のぞみの運転手が恋人に運転席からの写メールを送ったりした不祥事もあったから、李下に冠を正さず、ということなのだろう。
東武鉄道は近年踏切事故も起こしているので厳しく対応したのはわからないでもない。
ただ、感情論には必ずブレもある。こうした処分が妥当なのか、過剰なのか。
繰り返すが、たしかに李下に冠を正さずだが、バランス感覚も大切ではある。
この事件では、本人の意思次第で裁判で争う方法もあったはずだ。
だがこの件は、退職金は支払われて子会社に再就職することで解決をみたらしい。
正直、この手の問題は難しい。
スカイマークがブラック企業かどうかも、そう簡単に一刀両断できないからね。
(体調不良CAの常務について役員と機長がもめたとか、いろいろ)
そのとき、同社の副操縦士が乗務中に操縦席で写真を撮っていたという不祥事があったのを覚えているが、今日、そのことを思い起こすニュースが入ってきた。
その副操縦士はたしか解雇されていたのだが、地上職として復帰して(再雇用されて)いたというのである。
なんと温情のある会社と思うか、ケシカランと思うか、みなさんはどうだろう。
この点に関しては、私はもう一つ思い出すことがある。ちょっと前、中野雅至という元労働官僚が書いた『正社員クビ論』なる本を読んで知った事件のことだ。
何年か前、首都圏の大手私鉄、東武鉄道の運転手が、乗務(運転)中にたまたま?妻と息子が同乗してきて、駅で停車中に先頭車両の運転室入口のドアを息子がバンバン叩くものだから(入れてほしいということだったのだろう)、乗客への迷惑も考え父親はやむなく息子(幼児)を運転室にいれ、そのまま一駅運転してしまった。そして、それが理由で運転手は懲戒解雇されたというのである。
※ご存じない方は「東武鉄道 運転手 懲戒免職」でググってください。
まあ、かつては新幹線のぞみの運転手が恋人に運転席からの写メールを送ったりした不祥事もあったから、李下に冠を正さず、ということなのだろう。
東武鉄道は近年踏切事故も起こしているので厳しく対応したのはわからないでもない。
ただ、感情論には必ずブレもある。こうした処分が妥当なのか、過剰なのか。
繰り返すが、たしかに李下に冠を正さずだが、バランス感覚も大切ではある。
この事件では、本人の意思次第で裁判で争う方法もあったはずだ。
だがこの件は、退職金は支払われて子会社に再就職することで解決をみたらしい。
正直、この手の問題は難しい。
スカイマークがブラック企業かどうかも、そう簡単に一刀両断できないからね。