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16番目の町会の宮入いりは、東神田町会です。
現在の東神田界隈には、橋本町(はしもとちょう)、江川町(えがわちょう)、富松町(とみまつちょう)、久右衛門町(きゅうえもんちょう)といった町がありました。
橋本町の町名は、牛馬の売買や仲買をする幕府の博労役(ばくろうやく)の橋本源七(げんしち)がこのあたりに土地を与えられたことにちなんだ、といわれています。この町の南に接する馬喰町(現・日本橋馬喰町)にも博労が住んでおり、馬市が盛んに開かれていたそうです。
江川町は宝永(ほうえい)年間(1704~1711)に開かれた町で、伊豆韮山(いずにらやま)の代官(だいかん)江川家の屋敷があったことから名付けられた町です。
富松町、久右衛門町は、享保(きょうほう)3年(1718年)の火災の後、神田川北岸よりこの地に移ってきた町です。
関東大震災(大正12年・1923年)後の復興計画にあたり、江戸時代から連綿と続いてきた町名が大きく変わることになりました。昭和9年(1934年)に、橋本町、江川町、富松町、久右衛門町が合併して東神田になり、昭和13年(1938年)に東神田町会が成立しました。
町会の該当区域は、東神田1丁目~5番地、12~17番地、東神田二丁目8~10番地となっています。