なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ホトトギス(ユリ科・ホトトギス属)多年草

2018-10-15 16:07:06 | 草花
 家のホトトギスが満開になってきました。
見れば見るほど、複雑な形をした花です。外花被片3個、内花被片3個、斜め上に開き、
外花被片には、こぶのような距がついています。
雄しべの葯は6個、外側に開いています。雌しべの花柱は、3裂して、放射状に広がり、
先端でさらに2裂して、垂れ下がっています。3裂した上部には、水滴のように見える
腺毛状突起が密生しています。
 名前の由来は、花被片の紫の紋様で、鳥のホトトギスの胸の模様に似ているからとか。
ホトトギス属には、たくさんの種類があります。






























オオバコ(オオバコ科・オオバコ属)多年草

2018-10-14 16:01:04 | 草花
 道端やいたる所で見られるオオバコです。でも、昔と比べると、最近は目にすることが
減ってきたようにも思います。
芝生の中にオオバコが群生していました。丈の高い草に覆われると負けてしまいますが、
芝生のように低い草原では、このように元気に広がっているようです。
すっと伸びた花穂に、まず、白い糸のような雌しべが、下から上へとつき、雌しべが萎れる
頃に、よく目立つ雄しべが、下から上へ、ひらひらした葯を広げていきます。
花粉を出し終えると、葯は黄色くなって枯れていき、果実が稔ってきます。
 オオバコは、全草生薬として利用され、咳止め、下痢止め、利尿等の効き目があるという
ことです。






























キツネノマゴ(キツネノマゴ科・キツネノマゴ属)一年草

2018-10-13 16:15:07 | 草花
 昨日、曾根沼公園を歩いていると、キツネノマゴが、まだ集まって咲いている所がありました。
もう花期も終わったと思っている草花が、思いがけず咲いているのを見ると、嬉しくなります。
キツネノマゴは、唇形花で、8mmぐらいの花を花穂に2個ぐらい開き、上へ上へと順に
咲いていくようです。下唇の白い斑紋が綺麗です。上唇に雄しべ2個、雌しべ1個が沿うように
ついています。

























センニンソウ  ゲンノショウコ

2018-10-12 16:17:13 | 草花
 10月8日にヒメクグやミズヒキを撮った帰りに、愛知川の堤防の外側、笹の生えた所で、
センニンソウを見つけました。10月3日に曾根沼へ行った時には、もう何処にも
センニンソウが見られなかったのに、こんな所で咲いていたんだ・・と、ちょっと感動しました。
足元が危なくて、近寄れない場所でしたので、ちょっと離れた所からの撮影です。
 帰ろうとしたら、今度はその近くにゲンノショウコが集まって咲いているのを見つけました。
今頃になっても咲いているんだ! 待っていてくれたんだ!と、思いました。































ヨメナ(キク科・シオン属)多年草

2018-10-11 14:02:28 | 草花
 道端などで、野菊の一つヨメナが見られる季節になりました。栽培されている綺麗な小菊と
違って、野菊にはそれなりの趣き、味わいがあって、好きです。
ヨメナは、比較的湿った場所を好んで生えるようです。この写真は、愛知川の河川敷、藪の縁で
撮ったものです。50cm程に伸びた茎は、上部で枝分かれして、枝先に頭花をつけます。
薄青紫の花の色は、光の当たり具合で、白っぽく見えたりします。
よく似たノコンギクは、冠毛が長いので、花の落ちた後の種の様子を見るとよくわかります。
また、ノコンギクは上部でヨメナより細かく枝分かれして、たくさんの花をつけます。