なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

キキョウソウ(キキョウ科・キキョウ属)一年草 別名ダンダンキキョウ

2014-06-12 13:11:59 | 草花
 唐崎神社前の歩道脇にキキョウソウがやっと花を咲かせていて、6月10日にカメラに収めることが
出来ました。キキョウソウは、春から5月頃までは、閉鎖花を形成し、実を実らせますが、6月に
なると、通常の花を咲かせます。
キキョウ科の花なので、花は、雄性先熟で、雌しべの柱頭は、後から3つに裂けてきます。
実が熟してくると、実の中央に窓が開いて、そこからすぐ下の丸い葉の上に種をこぼします。
やがて、風で茎全体がゆれると、周りへ種を散布するわけです。面白い仕掛けになっています。
 いかにも和風の感じのする花ですが、北アメリカからの帰化植物だそうです。
































クロガネモチ(モチノキ科・モチノキ属)常緑高木   雌花

2014-06-11 13:06:25 | 樹木
 前回撮影した花がクロガネモチの雄花ということでしたので、それなら雌花はどんな形をしている
のかしら・・・と、昨年赤い実をたくさんつけていたクロガネモチの雌株の木を荒神山公園へ見に行って
きました。雌株にもたくさんの小さな花が集まって咲いていました。一つ一つの花をよく見ると、
雌花では、中央の雌しべに花柱はなく、子房に柱頭がついていて、盛り上がったように見えます。
5~6本の雄しべは、ピンク色をしていますが、退化していて葯もついていないようでした。
 近くの山裾にまた、クロガネモチの雄株の大きな木が生えていて、くねくねと枝を伸ばしていました。



































クロガネモチ(モチノキ科・モチノキ属)常緑高木 雄花

2014-06-10 13:10:56 | 樹木
 曽根沼公園で、くねくねと枝を伸ばしたとても大きな木に、小さな花が集まって咲いているのを
見つけました。木の名前がわからないので、「このきなんのき掲示板」で教えてもらいました。
この花は、クロガネモチの雄株の雄花ということでした。
雌株には、赤い綺麗な実がたくさん生りますが、この木は、雄株ですので、実が見られなかった訳です。
よく見ると、葉柄や若い枝は、赤紫色をしており、若い枝には稜があります。
雄花ですので、雌しべは退化しています。雄しべの葯は殆どまだ開いていませんでしたが、1個だけ
花粉を出しているものを撮ることが出来ました。


























エゴノキ(エゴノキ科)落葉小高木

2014-06-09 18:48:46 | 樹木
 曽根沼公園で、2週間余り前にはまだ咲き始めだったエゴノキの花が、今日訪ねた時には、もうすっかり
散り尽くして一つも見当たりませんでした。改めて季節の移り変わりの速さを感じたことでした。
エゴノキは湿地が生育に適しているそうですので、ここの木は、自生していたものと思われます。
花冠は、5片に深く裂け、大きくは開かずにややつぼみ加減で、下向きに開いています。果実は2cm程の
楕円形になり、種子1個を含んでいます。この果皮がえぐいことからエゴノキの名前がついたということです。
サポニンという毒を含んでいて、昔は魚毒として漁に用いられたこともあるとか・・・。




                         5月23日撮影














                         6月9日撮影