なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ノウルシ(トウダイグサ科)多年草

2013-04-15 13:43:22 | 草花
 曽根沼の畔に、枯れ草の中にひときわ目に付く黄緑色の大きな草が生えていました。トウダイグサに似た花がついています。名前を調べると、ノウルシという花で、各地で絶滅が心配されている希少植物とのことでした。
川辺などの湿地に生えるノウルシは、早春植物で、初夏に葦の茂ってくる頃には、根茎を残して、地上の姿を消します。
茎の先端が、数本に枝分かれし、それぞれに杯状花序をつけます。総苞葉は黄色を帯びているため、全体で一つの花のように見えます。傷つけると、白い乳液が出て、皮膚につくとかぶれることがあるため、この名がつきました。
沼の水辺で、踏み入ることの出来ない場所に、たくさんの群生が見られました。















ヒメウズ(キンポウゲ科・ヒメウズ属)多年草

2013-04-14 14:24:32 | 草花
 ヤマザクラの木の下に、スズメノヤリなど雑草と混じって、小さな小さな白い花が、細い茎の先に下向きについて
いました。あまり小さいので、見落としてしまうくらいでしたが、初めての出会いでしたので、カメラに収めて持ち帰り
「何の草花?掲示板」で、名前を教えてもらいました。
ヒメウズという花でした。花の形は、オダマキに似ていますが、花の大きさは、直径4~5mmと小さいです。
花弁の基部につく距も極めて短く、オダマキのように長くありません。
葉の形もラストの写真のようにオダマキに似ていて、オダマキに近い種だということです。
















曽根沼公園のヤマザクラ

2013-04-13 13:52:20 | 花木
 サクラの花も、はや満開を過ぎてきました。曽根沼公園には、わたしの好きなヤマザクラが何本もあって、丁度満開を
迎えています。赤みを帯びた若葉と花の取り合わせが、ほんとに素敵です。
初めて見たヤマガラが、花を啄ばみにきていましたが、素早くて、見られるのはこれ一枚だけでした。

























ライラック(モクセイ科)落葉低木

2013-04-12 14:47:43 | 花木
 家の裏のライラックが咲き始めました。
フランス語では、リラと呼ばれ、北海道札幌に5月下旬頃に咲くリラの花は有名です。
よい香りがして、紫、白、赤などさまざまな色があるそうです。
この辺りでは、今頃から5月初旬まで咲きますが、風薫る5月の空にいかにもよく似合う花です。
















ムラサキケマン(ケマンソウ科・キケマン属)越年草

2013-04-11 16:59:48 | 草花
 庭の片隅にあちこちと散らばって、ムラサキケマンが咲いてきました。何年も前に山から持ち帰ったものですが、毎春この辺りで、いくつか咲いています。
 ムラサキケマンは平地や山麓の日陰など、直射日光の当たらないやや湿った場所に生育します。
花期は、4-6月で、赤紫色、長さ2cm程の独特の筒状花を咲かせます。種子は、6月頃、成熟しますが、これが発芽するのは、翌年の春で、初夏まで成長した後、地上部は枯れ、地下に団子状の塊茎を残します。その年の秋に数枚の葉を出して、年を越し、春になると、花茎を立てて花をつけ、結実すると全体が枯れます。
 全草有毒で、ウスバシロチョウの食草ですが、幼虫の時これを食べたウスバシロチョウも有毒だということです。