なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

スズメノヤリ(イグサ科)多年草

2013-04-19 15:14:18 | 草花
 草丈の低い草原などに、今頃よく見られるスズメノヤリです。イネ科のような線形の細い根出葉だけを伸ばしています。
葉の縁に長いクモ毛があります。3月頃から穂を伸ばし、10cm程の細長い花茎が伸びて、その先端に花が頭状に
集まります。花茎の途中には、1枚の苞葉がつきます。
個々の花には、6枚の花被があり、先の尖った赤褐色をしています。最初に雌しべが成熟して、3個の柱頭が閉じた花被片の間から出てきます。その後に雄しべの葯が6個伸びてきて、花粉を出します。
「スズメノ」は、小さいことを意味しています。「ヤリ」は、大名行列の先頭を行く毛槍のことです。