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神奈川絵美の「えみごのみ」

ハーモニー

昨年からお誂えを進めている着物「シスレーの居る風景」用の
襦袢生地が染め上がった。
もともと、襦袢までの誂えは考えていなかったのだが、
着物のあまりの素晴らしさに、
襦袢も合う色で…と欲が出た結果、別誂えで染めることにしたのだ。


写真ではどうしてもうまく色が出ないが…。
あずきのアイスクリームのような、
まろやかながら、少し渋みもあるパープル系。

「ぴったり、狙った通りではないでしょうか」
山本きもの工房の山本秀司さんは、ほっとしたように言う。
確かに、これ以上くすんでいたら、暗い感じになるし、
ピンク寄りになると、着物となじみすぎてしまう。
程よく引き締める色を求めていた。


八掛と並べてみる。


さらに、着物、八掛、襦袢地を並べてみる。

こうしてみると、それぞれ個性があり、どれとどれが一体化ということもなく。
でも纏ってみたらきっと、3枚の布が
絶妙なハーモニーを生み出すに違いない。


役者は揃った。
これからお仕立てによって、着物としての命が吹き込まれる。
秋には、初舞台が待っている。

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【お知らせ】

山本きもの工房主催の「花火見クルーズ」
  6月2日(水)18:30- 横浜 ぷかり桟橋集合
前日まで参加受付しているそうです。
昨年まで使用していた船が整備で使えなくなり、
さらに豪華な船になったそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

神奈川絵美
むだかびさんへ♪
こんにちは えー、むだかびさんも それは楽しみ ぜひぜひブログで紹介してくださいね(もしかして記事見逃している?)。
職人さんとのやりとりを通して、新たな発見や展開があるととても嬉しいものですよね。ステキなお品になりますように…
むだかび
お誂え中毒
 こんばんは!
素敵な一揃いがそろうとまさに壮観ですねぇ~!
 じつは私も現在「お誂え中」うふふ・・・。
現在、柄や配置の最終段階に入っているところなんです。やりとりの中でこちらの思いを受け止め、とことんこだわって形にしてくださる職人さんの職人魂に触れる度に感激しているのですが、「この感覚、はまるわ~!」と危険な感じもしています。
神奈川絵美
ルリ子さんへ♪
こんにちは 色やデザインなど、一つひとつ吟味し納得しながら進められるのが、オートクチュールならではの良さですよね。
秋になったらすべて新しいものを身につけている…なんてことが、容易に想像できる自分が怖いです
ルリ子
これだけでは収まらない(笑)
http://linaruli.weblogs.jp/blog/
あぁ、ため息ですぅ。 こんなにパーフェクトコーディネートを拝見すると。絶妙な配色とデザインはオートクチュールならではですね。

ここまで来ると絶対これだけでは収まらないような予感も! 草履、帯、帯揚げ、帯締め・・・、一人で妄想して楽しんでます(笑)。

神奈川絵美
やっぴーさんへ★
こんにちは いやー当初はここまでお誂えすることまで考えていなかったのですが… 上でも書きましたが、バッグや草履、帯まわりまで…なんてことになったらどうしよう、なんて。
また途中経過を報告しますね。
やっぴー
いよいよ
役者が揃ってお仕立てにGO☆ですね。
全て一からのお誂えは着物好きには夢ですよ~
秋が待たれますねえ♪
神奈川絵美
きむらさんへ♪
こんにちは セットリングとはステキな例えですね

>色のトーンもちょっととずつ違っている
そうなんです。同じような色にしてしまうと全体の印象がぼやけてしまうんですって。仁平幸春さんに教えていただきました。
きむら
素敵過ぎます
うわー究極の贅沢ですよね~。
指輪のセットリングを一つずつオーダーして作っているのと同じ状態ですよね

色のトーンもちょっととずつ違っているのがすべて揃うとしっくりくるんでしょうね。
すべての出来上がり、私も楽しみにしてます。
神奈川絵美
りらさんへ♪
こちらにもコメントありがとうございます 古いものをリスペクトし慈しんで着るのも、素晴らしいことだと思っています。私も、遺されたものが多ければそうしていたでしょう。
それとは別に、自分の感性で(というのはやや大仰ですが)一から創っていくという楽しみも格別のものではあります。
神奈川絵美
Medalogさんへ♪
こんにちは そうなんですよ。仕立て上がったら上がったで、合う帯は?草履は?小物は?…なんてどんどん膨らんでいき、「総お誂え」になったりして ある意味、キケンがいっぱいです
りら
贅沢の極み
これだけ気持ちを込めて揃えたものを身に纏うって、何度も繰り返しになりますが、贅沢の極みですし、究極のお楽しみですよね~。
私などは、古いものを繰り回してパズルのようにするばかりなのですが、こうして行程を見せていただくだけで嬉しくなります。
Medalog
わくわく!
ふっくらとした綺麗な色の襦袢地になりましたね~。
着物・八掛・襦袢と揃うと、どんな帯や小物、草履を合わせようか…なんて夢が次々に膨らみますよね。
お仕立ての具合も楽しみだし。

わくわくのお裾分けをいただきました。
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