思わずウフフと目尻が下がる。
ホントにいいこと、ありそな気がする。
ブログ友達のsognoさんは、絵で人を和ませる達人だと
私は思っている。
そんな彼女が個展を開くというので、矢もたてもたまらず。
松尾鏡子さんのロートン織の着物は、
昨年sognoさんと初めて会ったときにも着ていた。
あのとき、-新宿御苑での沖縄展だったが-ご家庭の都合でお忙しかったのに
駆けつけてくれたこと、私は忘れていない。
津田沼駅から徒歩2~3分、広々としたカフェ&ギャラリー「禮」。
「絵美さん・・・!? わぁ遠くから来てくださって・・・」
黒地に可愛い型染めの着物で、sognoさんが出迎えてくれた。
庭先の花、旅先で会った人々、映画に落語、コンサート・・・
私だったら「その辺にある(いる)なあ」と済ませてしまいそうなモノや人を
sognoさんは実にイキイキと、絵で再現してしまう。
その場でスケッチするのではなく、頭に像をインプットしておき、
後で描くのだそうだ。
これは自宅にある箸置きから想像を膨らませて。
「近所なんだけどね」sognoさんが言うには、
やはり絵を趣味とする「絵手紙友達」と、何年も“文通”をしていたそう。
なんと3日に1回の頻度で、絵手紙を送りあいしていたと・・・。
「彼女にずいぶん鍛えられたのよ」
もし、私にそういう絵のお上手なお友達がいて、
私も興味があったなら、果たして腕前は上がるのか。
-いや。
世の中には、物事を表現するのに
「言語に比重を置く人」と「非言語(ヴィジュアル、サウンド等)に比重を置く人」の
2種類の人間が存在すると私は思っている。
そして私は、間違いなく前者だ。
言葉なら、編み物をくるくるくると進めていくかのように
いくらでも生まれてくるけれど、
絵となると・・・
何か見てもその残像は時間とともにぼやけるばかりで、
写生ならともかく、
記憶を頼りに描くなんて、とてもとても・・・。
この展示、「二人合わせて110歳」というタイトルの通り、
ご主人も趣味の写真を飾っている。
sognoさんは岩手のご出身。
今回の震災で、お身内の方はご無事だったそうだが、
いろいろと気をもまれたことは言うまでもない。
一時は個展をやめようかとも思ったそうだが、
そんなsognoさんを励まし、開催を後押ししてくれたのが
ご主人だったそう。
なんてステキなご夫婦。
このご時世、暗鬱になりがちな日常に
ちょっとした「ウフフ」を取り戻したい方は、
ぜひ津田沼へ・・・!
期間は19日まで。
※個展のご案内記事(sognoさんのブログ内)はコチラ
地図、連絡先等が確認できます。
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さて、楽しいひとときを過ごし、
帰りに表参道で途中下車。
器屋さんに行こうと、アニヴェルセルの前を過ぎたところで・・・
「絵美さん?」
なんと、着物友達のMさんとばったり。
昨秋以来だから、約半年ぶりの思いがけない再会だ。
わーっ、偶然! きゃあきゃあいいながら、
お互いの近況を報告し合い、器屋さんにもご一緒した。
人は「ウフフ」で満たされると
「ウフフ」の連鎖を起こすのだ。
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