
雲が多くて見えたり見えなかったり。
ようやく撮れた一枚です。
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さて、前回の続き……。

40年近く続いている瑠璃の会。
ドレスコードは「お気に入りの着物」ただ一点。
今年も、そんな着物好きが

67人も赤坂に集まりました。
上の写真は佐藤先生の息子さんでフォトグラファーのSさんが
撮影したもの。
拙ブログにも何度か登場しています。

ご自身も爽やかな着物青年。
(隣はお姉さんでソプラノ歌手のりなさん。2015年の写真)
今回、私をたくさん撮ってくださいました

驚いていたり、お茶目な写真もあるのですが
ここではおすまし写真だけ……。

視線の先には、3人のテノール歌手。

オペラの名曲や世界の愛唱歌、昭和歌謡が
圧巻の声量で披露されました。


改めて実感。
常識的に、一口にテノールといっても
人それぞれ、というのはわかっていたつもりですが、
いざ“聴き比べ”するとこんなにも違うものか、と
驚かされました。
いつも瑠璃の会やクリスマスコンサートで歌ってくださる
大川信之さん(佐藤先生の義理の息子さん。写真中央)は
ご本人いわく「(音域が)中くらい~やや下のテノール」
今回初めて聴いた糸賀修平さん(写真左)は、ひとみみで素人でもわかる
「(声が)軽いテノール」。
そして以前、確か一度だけ聴いたことがある
秋谷直之さんは、とても深みがありよく響く「ドラマチックテノール」。
そしてピアノは軽妙なトークと素晴らしいアレンジ力で
人を惹き付ける中山博之さん。
仕事上、大川さんは糸賀さんとも秋谷さんとも
「役を取りあう」ことがあるそうですが、
糸賀さんと秋谷さんはまったく被らないそう。
確かに、「道化師」の「衣裳をつけろ」なんて
悲壮感たっぷりのドラマチックテノールでないと……でしょうし、
糸賀さんは最後、ご愛嬌で1オクターブ高い女性の声域で
歌ってくださったりして、
改めて、テノールの世界、歌の世界って面白いなあと
とても楽しめたひとときでした。
お料理も……

トラウトやかぼちゃなど、季節の食材が彩豊かな
美味しいフルコース。
左上から、
・静岡県産、くぬぎ鱒のジャルダン風マリネ
・南瓜のあたたかいポタージュ、帆立のポワレ
・鴨肉のロティ、木苺のソース
・スパイス香ブランマンジェ 柿のコンポート添え
でした。
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今回も心のこもった温かい会でした。幹事のみなさんに感謝です。