超空洞からの贈り物

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新型S63AMG&S65AMGが発表、走りと安全性が向上

2009年06月25日 07時10分53秒 | Weblog
 ダイムラーAGは、4月にマイナーチェンジを受けた新型メルセデス・ベンツSクラスのハイパフォーマンス・バージョンである新型S63AMGおよび新型S65AMGを発表した。

 S63AMGおよびS65AMGは、今回の改良でエクステリアを中心にスタイリングを刷新したほか、環境性能および安全性の向上を図っている。

 エクステリアは、ラジエターグリルや前後バンパー、ドアミラー、リアコンビランプのデザインを変更。より精悍かつモダンなスタイリングを実現した。また、リアディフューザーの中央部がボディ同色となっている。さらに、左右デュアル出しのエグゾーストエンドは、S65AMGでは2本のパイプを8の字状に一体化させたデザインとした。

 ホイールは、S63AMGが高輝チタニウム塗装が施された19インチのマルチスポーク・アルミホイール、S65AMGはチタニウムグレー塗装&ミラー仕上げの20インチ鍛造アルミホイールを装着。タイヤサイズはS63AMGが前225/35R19、後275/40R19、S65AMGは前255/35R20、後275/35R20となっている。

 パワーユニットは、S63AMGが最高出力525hp/6800r.p.m.、最大トルク64.2kg-m/5200r.p.m.のAMG製自然吸気6.2リッターV8、S65AMGは612hp/4800~5100r.p.m.、102.0kg-m/2000~4000r.p.m.を発揮する6.0リッターV12ツインターボで従来どおり。トランスミッションも従来どおりS63AMGが7A/TのAMGスピードシフト7Gトロニック、S65AMGは5A/TのAMGスピードシフトを組み合わせる。

 パワートレインのスペックに変更はないが、燃料消費量は従来から3%改善。CO2排出量はS63AMGが344g/km、S65AMGは346g/kmとなり、こちらも3%の削減を果たした。

 シャシー面では、ESPのヨーセンサーおよび横Gセンサーの情報を基に、横風の挙動への影響を最小限に抑えるクロスウインドスタビリゼーションや、コーナリング時に内側後輪にブレーキをかけることで正確なコーナリングを実現するトルクベクトリングブレーキを新たに採用。また、舵角に応じてステアリングのギア比が変化するダイレクトステアシステムと、アクセルペダルをリリースするとブレーキディスクとパッドの間隔を狭めて素早いブレーキングに備えるアダプティブブレーキシステムを装備した。

 安全面では、ドライバーの眠気を検知すると警告を発するアテンションアシストや、対向車の有無を検知してハイビームとロービームを自動的に切り替えるアダプティブハイビームアシスト、車線を逸脱しそうになるとステアリングの微振動でドライバーに警告するレーンキーピングアシスト、衝突の危険性が高まると自動的にブレーキを作動させるプレセーフブレーキを装備。赤外線カメラによる歩行者検知機能を備えたないとビューアシストも採用している。

 このほか装備面では、情報エンターテインメントシステムのCOMAND APSに、運転席と助手席でそれぞれ別々の映像を見ることができるスプリットビューディスプレイを新たに採用した。

 ドイツにおける価格(付加価値税含まず)は、S63AMGのショートホイールベース・バージョンが11万5700ユーロ(約1550万円)、S63AMGのロングホイールベース・バージョンは12万1700ユーロ(約1630万円)、ロングホイールベース・バージョンのみのS65AMGは18万5900ユーロ(約2490万円)となっている。欧州では6月中に発売される予定だ。

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