プラスは良い。
マイナスは悪い
人間はそう短絡的に判断・ジャッジをしてきたけれど、
実はその判断・ジャッジには何の意味もない。
何故なら、
プラスはプラスであり、マイナスでもあり、
マイナスはプラスであり、マイナスでもあるから。
どちらに転んでもメリット・デメリットがある。
自立が良いと思ってきた。
確かに自立は素晴らしい。
しかし一方で、自立すると感謝が出来ない人間になる。
何故なら、
やって当然、出来て当たり前と思ってるから。
自分で何でもやらねばと思っているから。
そんな人が病気で何も出来なくなって、
人に依存するしかなくなった時、
初めて周りに感謝が出来る。
やってくれてありがとう。
居てくれてありがとう。
そう初めて感謝を持つことができる。
だから自立が良いわけでも、依存が悪い訳でもない。
どちらもあって自分。
どちらが欠けても自分は存在できない。
相手の依存が許せないと思っても、
それは相手ではなく、自分の依存が許せないということ。
自分の内面には依存と自立、両方在るのに、
依存を嫌い、自立を良しとし、
嫌いな依存を隠して、良しとした自立を表向きに出して生きてきた。
そうやってアンバランスで生きているから、
バランスをとるために、
自分の中で嫌って隠した方が目の前に現れる。
だから相手は自分。
相手を通して自分を知っていく。
そしてその最も許せない、嫌いな自分は、
実は最も好きな自分、
最もやりたかった自分でもある。
どこかで本当は自分も誰かに頼ったり甘えたりして依存がしたかったのに、
それをダメとして、自立に傾いたから、
もっと依存していいんだよ〜と、
目の前があなたにメッセージを送ってくれている。
目の前はあなたへの愛のメッセージでもあるのです。
