図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
実演記録27 「デイサービス」その3
プログラム
①『あかずきんちゃん』小林純一/篠崎三朗(童心社)
手遊び(施設の職員さん)
②『福をよぶ大うちわ』石倉恵子/作(手作り)
③『ないて百にん力』東川洋子/池田げんえい(教育画劇)
わらべうた遊び(当会)
④『はなさかじじい』浜田広介/黒崎義介(教育画劇)
この施設での当会の訪問は2回目になる。
1 自分の言葉で語ることについて
②④は私がやりました。④は自分なりの言葉にして、裏書のセリフを断片的に入れてやりました。
裏書から離れて自分なりに語るのは慣れた人でも難しく、慣れるまでは一生懸命読めばそれなりに形になっていくと思っています。朗読の会に所属している方にとっては、文を変えるなどもってのほかなのでしょう。
会員さんほとんどが、裏面に書いてある通りに読むことを練習しているので、どうしても聞き手の気持ちが集まりにくい部分もあります。それぞれ、お客様の様子を見ながら、できる範囲でやっていただいています。
私が自分の言葉で語っているのを見て、またナマラの芸人さんの自由なおしゃべりを見て、「あれでもいいのかな」と思う方が増えていくかもしれません。
2 参加型の紙芝居を持って行かなかった
施設の職員さんがレクを途中ではさんでくれると聞いていたので、参加型はいらないと思ったのが間違いでした。前半は間延びしてしまいました。
3 「ずいずいずっころばし」をやった。
他の施設でやって上手くいったのでまたやる。お客様に手を筒にしてもらい、ボランティアや職員さんが歌い、指をふれながら、スキマをぬって歩く。
紙芝居ボランティアは福祉と生涯学習両方のボランティアでもあり、交流として手遊びをすることも多い。で、前に立って「はい、ああしてこうして」と指図するのはなんだかつまらないと思うようになった。自らお客様の間に入っていく方法です。男の方も歌っていらした。やっぱり直にさわったりするのは、お客様にとってもうれしいと思う。
で、それをきっかけにその後の反応ががらりと変わりました。
はなさかじじいでは、話の合間に突っ込みをいれてくれるようになりました。うなづく方、寝ていたけれど起きてくれた方。先にわらべ歌をやればよかったな。
数年前、「生涯学習系と福祉系、二つに分かれたほうがいいかも」と会員さんの前で言ったことがあった。ときどき「むずかしいな」と今も思う。でも、年の功で、違うということを皆さん平気で受け入れておられるように思う。
ナマラさんのような、営利が大きい場面とくっつくときに、ちょっとまだ抵抗がある様子。
4 なんと、元紙芝居屋さんがいらした
突っ込みをいれてくれたおばさまが、最後の挨拶のおしゃべりのときに「わたし、佐渡でお父さんと二人で紙芝居屋してただ」とぼそり、とおっしゃった。拍子木を知らない若い職員さんに、何人かが「こうたたいて、昔来たもんだ」とぼそぼそつぶやく。広い施設なので遠慮なく、拍子木を強くリズムにあわせてたたくと、お客様が一斉に陶然としたようなお顔をなさった。
紙芝居屋さんの絵本が出たこと、図書館全館に舞台や拍子木が備えられて借りることができるようになったこと、自転車に乗せて公園で紙芝居をしている会員さんがいること、などを話すと、そのおば様はほんとうにうれしそうな顔をなさった。
おせっかいだが、借りられるように後で本などのことを書いて、施設にお手紙を出そうと思う。その方が施設や、その近くでまた、紙芝居ができるように。
①『あかずきんちゃん』小林純一/篠崎三朗(童心社)
手遊び(施設の職員さん)
②『福をよぶ大うちわ』石倉恵子/作(手作り)
③『ないて百にん力』東川洋子/池田げんえい(教育画劇)
わらべうた遊び(当会)
④『はなさかじじい』浜田広介/黒崎義介(教育画劇)
この施設での当会の訪問は2回目になる。
1 自分の言葉で語ることについて
②④は私がやりました。④は自分なりの言葉にして、裏書のセリフを断片的に入れてやりました。
裏書から離れて自分なりに語るのは慣れた人でも難しく、慣れるまでは一生懸命読めばそれなりに形になっていくと思っています。朗読の会に所属している方にとっては、文を変えるなどもってのほかなのでしょう。
会員さんほとんどが、裏面に書いてある通りに読むことを練習しているので、どうしても聞き手の気持ちが集まりにくい部分もあります。それぞれ、お客様の様子を見ながら、できる範囲でやっていただいています。
私が自分の言葉で語っているのを見て、またナマラの芸人さんの自由なおしゃべりを見て、「あれでもいいのかな」と思う方が増えていくかもしれません。
2 参加型の紙芝居を持って行かなかった
施設の職員さんがレクを途中ではさんでくれると聞いていたので、参加型はいらないと思ったのが間違いでした。前半は間延びしてしまいました。
3 「ずいずいずっころばし」をやった。
他の施設でやって上手くいったのでまたやる。お客様に手を筒にしてもらい、ボランティアや職員さんが歌い、指をふれながら、スキマをぬって歩く。
紙芝居ボランティアは福祉と生涯学習両方のボランティアでもあり、交流として手遊びをすることも多い。で、前に立って「はい、ああしてこうして」と指図するのはなんだかつまらないと思うようになった。自らお客様の間に入っていく方法です。男の方も歌っていらした。やっぱり直にさわったりするのは、お客様にとってもうれしいと思う。
で、それをきっかけにその後の反応ががらりと変わりました。
はなさかじじいでは、話の合間に突っ込みをいれてくれるようになりました。うなづく方、寝ていたけれど起きてくれた方。先にわらべ歌をやればよかったな。
数年前、「生涯学習系と福祉系、二つに分かれたほうがいいかも」と会員さんの前で言ったことがあった。ときどき「むずかしいな」と今も思う。でも、年の功で、違うということを皆さん平気で受け入れておられるように思う。
ナマラさんのような、営利が大きい場面とくっつくときに、ちょっとまだ抵抗がある様子。
4 なんと、元紙芝居屋さんがいらした
突っ込みをいれてくれたおばさまが、最後の挨拶のおしゃべりのときに「わたし、佐渡でお父さんと二人で紙芝居屋してただ」とぼそり、とおっしゃった。拍子木を知らない若い職員さんに、何人かが「こうたたいて、昔来たもんだ」とぼそぼそつぶやく。広い施設なので遠慮なく、拍子木を強くリズムにあわせてたたくと、お客様が一斉に陶然としたようなお顔をなさった。
紙芝居屋さんの絵本が出たこと、図書館全館に舞台や拍子木が備えられて借りることができるようになったこと、自転車に乗せて公園で紙芝居をしている会員さんがいること、などを話すと、そのおば様はほんとうにうれしそうな顔をなさった。
おせっかいだが、借りられるように後で本などのことを書いて、施設にお手紙を出そうと思う。その方が施設や、その近くでまた、紙芝居ができるように。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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先日の訪問ありがとうございました。私も利用者の方たちと一緒に紙芝居楽しませて頂きました。
当日の準備や司会進行など職員も至らぬ箇所があったかと思いますが、是非また来所願いたいと思っております。
また、紙芝居に関する資料を送っていただきありがとうございました。私たち職員も利用者の方に楽しんで頂けるよう参考にさせて頂きます。