『青い目の人形メリーのねがい』を演じて

『青い目の人形メリーのねがい』を子ども向けと大人向けイベントで演じました。

子ども向けは、いつも訪問しているひまわりクラブ(学童保育)です。
「この辺だと、内野小学校にもこういう人形があるんだよ」と言うと「僕の友達が行ってる」などと前に座っている子どもから声が出ました。自分たちに関係がありそうだと思うと、興味が出てくると思いました。これはファンタジーより、ドキュメンタリーに近い紙芝居ですから、子どもに、より分かりやすく説明したいとの考えです。
また、子どもは江戸時代も昭和もごっちゃにしている可能性があるので、紙芝居をしながら説明をしました。
「今から100年くらい前の話、みんなのひいおじいちゃんやおばあちゃんが生まれたかどうかくらいの昔ね」などと、付け加えました。
園長先生が年を取る場面で、抜きながら「それから20年位経った、ある年のひなまつり」と言いました。これも年を具体的に言ったほうが分かりやすいだろうとの考えです。
「日本が負けて終わりました」に「今から77年前の事です」と付け加えました。

そして最後の画面です。画面を見ながら練習しますから、あっと気づきました。
女の子が「おはよう」と言い、男の子が「また明日ね」と言います。これだと、場面が午前なのか午後なのか分かりません。
画面が回想風のコラージュ的に人物が描かれていれば、回想なので時間軸は飛んでもいいです。11画面目はそうです。
が、12画面の絵を見ると、リアルな場面が描かれています。回想ではないと判断しました。それで、女の子の言葉を「こんにちは、今年も会えたね」と直しました。年少の子どもが帰る時間帯、ということです。
大人向け実演の数日前に気づいたので、作者には言わず、自分で直しました。ということで、事後報告で申し訳ありませんが、子どもの文化研究所にはそのように言おうと思っています。
以前著作権について、公益財団法人著作権情報センターに電話して聞いたところ「聞き手にわかってもらおうとして変えてしまったことは違反にならない」とのことでしたので。

別の原稿や別ページにも書いたけれど、笑いあり、緊張あり、悲しみあり、安心ありで、感情の振れ幅が大きいです。だから聞き手を引っ張る力が強いと思いました。
部屋が大きく、後ろの子どもは10メートルも離れていますが、みんな身動きせずに画面を見ているのが分かりました。こういう経験はなかなかすることができません。

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