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朝の光(聖書の言葉)

詩編  6 107-130篇  2017.7.23  H.K

詩編  6 107-130篇







詩編107


恵み深い神に感謝せよ

 

(詩編107:1-9)


「恵み深い主に感謝せよ,

慈しみはとこしえに」と

主に贖われた人々は唱えよ。

主は苦しめる者の手から

彼らを贖い,

国々の中から集めてくださった。

東から西から,北から南から。

彼らは,荒れ野で迷い,

砂漠で人の住む町への道を

見失った。

飢え,渇き,魂は衰え果てた。

苦難の中から

主に助けを求めて叫ぶと,

主は彼らを

苦しみから救ってくださった。

主はまっすぐな道に彼らを導き,

人の住む町に

向かわせてくださった。

主に感謝せよ。

主は慈しみ深く,

人の子らに

驚くべき御業を成し遂げられる。

主は渇いた魂を飽かせ,

飢えた魂を良いもので

満たしてくださった。」

 

バビロン捕囚から

帰還した人々に対し,

主が様々な危機に際して

恵みを示しました。


人々に感謝をささげるように

呼びかけます。

 

○ 


 詩篇108


 「なんと素晴らしい」

 

(詩篇108:4)

「あなたの恵みは大きく,

天の上にまで及び,

あなたのまことは

雲にまで及ぶからです。」

 

 

♪ 「なんと素晴らしい」

  (ワーシップ)

 

「なんと素晴らしい 

あなたの愛は

雲より高く 

天より高く

誉めよ 

イエスを 

あがめよ 

イエスを

このいのちにまさる 

主のイエスは」

 

○ 


 詩篇110


来たるべき王の永遠の支配

 

(詩篇110:1)

「主はわが主に言われる,

『わたしが

あなたのもろもろの敵を,

あなたの足台とするまで,

わたしの右に座せよ』と。

 

この詩は,

キリストのみに当てはまります。

 

キリストは,

来るべき王として

永遠にすべてを支配されます。

 

 (マタイ22:43-45)

「イエスは言われた。

『では,

どうしてダビデは,

霊を受けて,

メシアを主と

呼んでいるのだろうか。

『主は,

わたしの主にお告げになった。

「わたしの右の座に着きなさい,

わたしがあなたの敵を,

あなたの足もとに

屈服させるときまで」と。』

このようにダビデがメシアを

主と呼んでいるのであれば,

どうしてメシアが

ダビデの子なのか。」

 

 詩篇110:1は,

次のように讃美されています。

 

 ♪ 「汚れと争いは」

(新聖歌464)

 1.

汚れと争いは 

いつの世にか 

消ゆらん

平和の君 

イェスの 

来たり給うまで耐えじ

 

(くり返し) 

主よとく来たりて  

世界を治め給え

御民(みたみ)は忍びて  

御世(みよ)を待てり

 

2.

激しき戦いは 

いつの世まで続かん

造られしもの皆 

御栄えの世を待てるに

(くり返し)

 

3.

いつまで花嫁は

備(そなえ)えして待つべき

やがて雲に乗れる  

イェスに見(まみ)えて喜ばん

(くり返し)

 

○ 



詩編111

  

主に感謝をささげる

 

(詩編111)


「ハレルヤ。

わたしは心を尽くして

主に感謝をささげる。

正しい人々の集い,

会衆の中で。

主の御業は大きく,

それを愛する人は皆,

それを尋ね求める。

主の成し遂げられることは

栄え輝き

恵みの御業は永遠に続く。

主は驚くべき御業を

記念するよう定められた。

主は恵み深く憐れみに富み

主を畏れる人に糧を与え,

契約をとこしえに御心に留め

御業の力を御自分の民に示し,

諸国の嗣業を

御自分の民にお与えになる。

御手の業はまことの裁き,

主の命令はすべて真実

世々限りなく堅固に,

まことをもって,

まっすぐに行われる。

主は御自分の民に贖いを送り,

契約を

とこしえのものと定められた。

御名は畏れ敬うべき聖なる御名。

主を畏れることは知恵の初め。

これを行う人は

すぐれた思慮を得る。

主の賛美は永遠に続く。」

 

「ハレルヤ」(1節)は,

「神(ヤーハ)をほめたたえよ」

という呼びかけです。

 

 「御民に贖い」(9節)は.

第1に

出エジプトとカナンの

地の取得によって,

 

第2は,バビロンからの帰還と

国の回復によって,

主はご自分の契約に

忠実であられることを示されました。

 

第3の贖いは,

イエス・キリストに,

信じる者の罪を

赦すことによってなされます。

 

 

 

 

詩篇113


「日の昇る所から」  

 

(詩篇113:3)

「日の上る所から沈む所まで,

主の御名が

ほめたたえられるように。」

 

詩編113-118は

「ハレルヤ詩編」

と呼ばれています。


 

♪ 「日の昇る所から」 

(ワーシップ)


 「日の昇る所から 

そのしずむところまで 

主の名は 讃えられる

日の昇る所から 

そのしずむところまで 

主の名は 讃えられる

主を誉めよ 

すべての聖徒らよ 

主を賛美せよ

その日からとこしえまで 

主の名は 誉め讃えられる」


 

(詩篇113)

「ハレルヤ。

主のしもべたちよ。

ほめたたえよ。主

の御名をほめたたえよ。

今よりとこしえまで,

主の御名はほめられよ。

日の上る所から沈む所まで,

主の御名が

ほめたたえられるように。

主はすべての国々の上に

高くいまし,

その栄光は天の上にある。

だれが,われらの神,

主のようであろうか。

主は高い御位に座し,

身を低くして

天と地をご覧になる。

主は,

弱い者をちりから起こし,

貧しい人をあくたから引き上げ,

彼らを,君主たちとともに,

御民の君主たちとともに,

王座に着かせられる。

主は子を産まない女を,

子をもって喜ぶ母として

家に住まわせる。

ハレルヤ。」

 

 ○ 

 

詩篇118

 

「今日という日ほど」

 

(詩篇118:22-25)


「家を建てる者の退けた石が,

隅の親石となった。

これは主の御業。

わたしたちの目には驚くべきこと。

今日こそ主の御業の日。

今日を喜び祝い,喜び躍ろう。

どうか主よ,

わたしたちに救いを。

どうか主よ,

わたしたちに栄えを。」

 

この詩篇は,

イスラエルの民の特別な祝祭の時に

歌われたもので,


捕囚帰還後の神殿で

歌われたと思われます。

 

喜びと感謝の言葉で,

神を賛美しています。


 

♪ 「今日という日ほど」

  (ワーシップ)


「今日という日ほどすばらしい 

喜びにみちた日はない

まぶしい光 輝き 

主の栄光あらわれた」

 

 ○ 


 詩編119

 

 主のおきてに歩む

 

(詩編119:1-3)


「幸いなことよ。

全き道を行く人々,

主のみおしえによって歩む人々。

幸いなことよ。

主のさとしを守り,

心を尽くして主を尋ね求める人々。

まことに,

彼らは不正を行なわず,

主の道を歩む。」

 

この詩は,

神の栄光を歌っています。

 

詩編にある「律法」とは,

神の指示のすべてのことです。

 

詩人は,

出発点が主の教えに従って

生きて行くことだといいます。

 

○ 


詩編119

 

若い人の歩む道

 

(詩編119:9-16)


「どのようにして若い人は

自分の道を

きよく保てるでしょうか。

あなたのことばに従って

それを守ることです。

私は心を尽くして

あなたを尋ね求めています。

どうか私が,

あなたの仰せから

迷い出ないように

してください。

あなたに罪を犯さないため,

私は,

あなたのことばを

心にたくわえました。

主よ。

あなたは,ほむべき方。

あなたのおきてを

私に教えてください。

私は,このくちびるで,

あなたの御口の決めたことを

ことごとく語り告げます。

私は,あなたのさとしの道を,

どんな宝よりも,

楽しんでいます。

私は,あなたの戒めに思いを潜め,

あなたの道に私の目を留めます。

私は,あなたのおきてを喜びとし,

あなたのことばを忘れません。」

 

「若い人」だけでなく,

すべての人に当てはまります。

 

「道」とは,生き方のことです。

 

「あなたのことば」

(聖書のことば)

を守ることだといいます。

 

 


詩編119


御言葉は道の光

 

(詩編119:105)


「あなたの御言葉は,

わたしの道の光,

わたしの歩みを照らす灯。」

 

 ○

 

 

 み言葉を思い巡らす

 

(詩編119:147-148)


「私は夜明け前に起きて

叫び求めます。

私はあなたのことばを

待ち望んでいます。

私は朝の見回りより

先にめざめ,

あなたのいわれたことを

思い巡らします。」

 

1日の初めに,

聖書を読み,

ことばを

静かに思いめぐらすことは,

私たちにとって

大切なことであり,

喜びです。


 

 御言葉を待ち望む


 (詩編119:145-149)


「心を尽くして呼び求めます。

主よ,わたしに答えてください。

わたしはあなたの掟を守ります。

あなたを呼びます,

お救いください。

わたしはあなたの定めを守ります。

夜明けに先立ち,

助けを求めて叫び,

御言葉を待ち望みます。

わたしの目は夜警に先立ち,

あなたの仰せに心を砕きます。

主よ,

慈しみ深くわたしの声を聞き,

あなたの裁きによって

命を得させてください。」

  

 

詩編120

 

 苦難の中から主を呼ぶ

 

(詩編120)

(都に上る歌。)

「苦難の中から主を呼ぶと,

主はわたしに答えてくださった。

『主よ,

わたしの魂を助け出してください。

偽って語る唇から,

欺いて語る舌から。』

主はお前に何を与え,

お前に何を加えられるであろうか,

欺いて語る舌よ。

勇士の放つ鋭い矢よ。

えにしだの炭火を付けた矢よ。

わたしは不幸なことだ。

メシェクに宿り,

ケダルの天幕の傍らに住むとは。

平和を憎む者と共に,

わたしの魂が

久しくそこに住むとは。

平和をこそ,わたしは語るのに,

彼らはただ,戦いを語る。」

 

「都上りの歌」

(都に上る歌)の1つです。

 

「上る」とは,

イスラエルの祭り(三大祭)の時に

エルサレムに上る,

巡礼のことです。

 

その巡礼の時に歌われました。

 

○ 



詩編121

  

「わたしは山々を仰ぐ」

 

(詩編121)               

都に上る歌。

「目を上げて,

わたしは山々を仰ぐ。

わたしの助けはどこから来るのか。

わたしの助けは来る。

天地を造られた主のもとから。

どうか,主があなたを助けて,

足がよろめかないようにし,

まどろむことなく

見守ってくださるように。

見よ,イスラエルを見守る方は,

まどろむことなく,

眠ることもない。

主はあなたを見守る方。

あなたを覆う陰,

あなたの右にいます方。

昼,太陽は

あなたを撃つことがなく,

夜,月も

あなたを撃つことがない。

主がすべての災いを遠ざけて,

あなたを見守り,

あなたの魂を

見守ってくださるように。

あなたの出で立つのも帰るのも,

主が見守ってくださるように。

今も,そしてとこしえに。」

 

エルサレムへの巡礼者が,

エルサレムの丘を目にした地点での

歌(都上りの歌)です。

 

エルサレムでの礼拝へと

歩みを進める信仰者の群れが,

喜びと確信に満ちて

呼び交し歌い交す告白です。

 

ここの「山」は,

シオンにある山のことで,

主はそこにおられ,

そこから祝福を送られます。

 

創造と救いが

一体となっている賛美です。

 

♪ 「山辺にむかいてわれ」 


(讃美歌301 新聖歌299)

1.

山べにむかいてわれ めをあぐ,

助けはいずかたより きたるか,

あめつちのみかみより

たすけぞわれにきたる。

 

2.

み神は汝(なれ)の足を 

つよくす,

み守りあれば汝(なれ)は 

うごかじ,

みたみをば守るもの

まどろみねむりまさじ。

 

3.

み神はあだをふせぐ 

たてなり,

汝(な)が身をつねに守る 

かげなり,

よるは月,ひるは日も

汝(なれ)をばそこなうまじ。

 

4.

み神はわざわいをも さけしめ

疲れしたましいをも やすます。

いずるおり,いるおりも,

たえせず汝(なれ)を守らん。

 

 ○ 


 詩篇126


勤労の実

 

(詩篇126:5,6)


「涙とともに種を蒔く者は,

喜び叫びながら刈り取ろう。

種入れをかかえ,

泣きながら出て行く者は,

束をかかえ,

喜び叫びながら帰って来る。」

 

詩編126編は,

捕囚から期間できた感謝の歌です。

 

都上りの歌 (詩編126)


「主がシオンの捕われ人を

帰されたとき,

私たちは

夢を見ている者のようであった。

そのとき,

私たちの口は笑いで満たされ,

私たちの舌は

喜びの叫びで満たされた。

そのとき,

国々の間で,人々は言った。

『主は彼らのために

大いなることをなされた。』

主は私たちのために

大いなることをなされ,

私たちは喜んだ。

主よ。ネゲブの流れのように,

私たちの捕われ人を

帰らせてください。

涙とともに種を蒔く者は,

喜び叫びながら刈り取ろう。

種入れをかかえ,

泣きながら出て行く者は,

束をかかえ,

喜び叫びながら帰って来る。」

 

 


 詩編127


主が家を建て 

 

(詩編127:1-5 口語訳)


「ソロモンがよんだ都もうでの歌

主が家を建てられるのでなければ,

建てる者の勤労はむなしい。

主が町を守られるのでなければ,

守る者のさめているのはむなしい。

あなたがたが早く起き,

おそく休み,

辛苦のかてを食べることは,

むなしいことである。

主はその愛する者に,

眠っている時にも,

なくてならぬものを

与えられるからである。

見よ,

子供たちは

神から賜わった嗣業であり,

胎の実は報いの賜物である。

壮年の時の子供は

勇士の手にある矢のようだ。

矢の満ちた矢筒を

持つ人はさいわいである。

彼は門で敵と物言うとき

恥じることはない。」

 

ソロモンの詩編です。

 

神殿建設と家庭建設を

1つにしています。

 

家庭の祝福の歌でもあります。




詩編128

結婚の歌


(都もうでの歌)

「すべて主をおそれ,
主の道に歩む者はさいわいである。
あなたは
自分の手の勤労の実を食べ,
幸福で,かつ安らかであろう。
あなたの妻は家の奥にいて
多くの実を結ぶ
ぶどうの木のようであり,
あなたの子供たちは食卓を囲んで
オリブの若木のようである。
見よ,主をおそれる人は,
このように祝福を得る。
主はシオンから
あなたを祝福されるように。
あなたは世にあるかぎり
エルサレムの繁栄を見,
またあなたの子らの子を
見るであろう。
どうぞ,
イスラエルの上に
平安があるように。」


結婚の歌であり,

詩編127の続きです。


神を敬う家庭こそ,

国家繁栄の基礎であるといいます。


 

 深い淵の底から

 

(詩編130) 


(都に上る歌。)

「深い淵の底から,

主よ,

あなたを呼びます。

主よ,

この声を聞き取ってください。

嘆き祈るわたしの声に

耳を傾けてください。

主よ,

あなたが

罪をすべて心に留められるなら,

主よ,誰が耐ええましょう。

しかし,

赦しはあなたのもとにあり,

人はあなたを畏れ敬うのです。

わたしは主に望みをおき,

わたしの魂は望みをおき,

御言葉を待ち望みます。

わたしの魂は主を待ち望みます。

見張りが朝を待つにもまして,

見張りが朝を待つにもまして。

イスラエルよ,

主を待ち望め。

慈しみは主のもとに,

豊かな贖いも主のもとに。

主は,イスラエルを,

すべての罪から贖ってくださる。」

 

個人的にも国家的にも

苦難と危機の中での,

「深い淵から」(1節)の

悔い改めの告白です。

 

「慈しみ」は,

神の「贖い」から来ます。

 

「贖い」とは,

捕虜の身代金を支払うこと,

あるいは,

賠償金を支払って

解放するという意味です。

 

新約の時代の私たちにとって,

贖いは

イエス・キリストを

信じることによって,

私たちの罪が赦され,

解放されたことです。

 

♪ 「深き悩みより」 

(「讃美歌21」 160番) 


 1 

深き悩みより われはみ名を呼ぶ。

主よ,

この叫びを 聞き取りたまえや。

されど,

わが罪は きよきみこころに

いかで耐え得べき。

 

2 

世にある人々 力の限りに

主の道を求め いそしみ励めど,

神のみ恵みに ふさわしき者は

ただ一人もなし。

 

 3 

おのれの業には 少しも頼らず,

おのれの力に 救いを求めず,

疑うことなく 神のみ言葉に

望みをおくのみ。

 

 4 

朝を待ち望む 見張りにもまして

われはひたすらに 神を待ち望む。

疑いの闇は いかに深くとも

みカ現れん。

 

 5 

われらの罪をも 

すべてつつみたもう

主のいつくしみは 

豊かにあふれて,

み民のそむきを 

あがなう牧者の

恵みはつきせじ。


 

             

2017.7.23


  



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