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朝の光(聖書の言葉)

「エリ,エリ,レマ,サバクタニ。」(十字架) (マタイ27:46)

十字架



(マタイ27:46)

「三時ごろ,

イエスは大声で,

『エリ,エリ,レマ,サバクタニ。』と

叫ばれた。

これは,

『わが神,わが神。

どうして

わたしをお見捨てになったのですか。』

という意味である。」



イエス・キリストは神ですが,

人でもあります。

イエス・キリストは,

わたしたちと同じ人間であるため,

十字架の刑は肉体的に苦しいものでした。


そして,イエス・キリストは,

神から断絶されるという

苦しみも経験しました。




(ヨハネ19:30)


「イエスは,

酸いぶどう酒を受けられると,

『完了した。』と言われた。

そして,頭を垂れて,

霊をお渡しになった。」



イエスは十字架の苦しみの終わりに

「完了した」と言われました。


「完了した」とは,

旧約聖書の預言をすべて成就し,

贖(あがな)いのわざを

成就したということです。


☆彡


イエスの死


(マタイ27:50,51)

「そのとき,

イエスはもう一度大声で叫んで,

息を引き取られた。

すると,見よ。

神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。

そして,地が揺れ動き,

岩が裂けた。」



イエスが死ぬと,

神殿の幕が裂けました。


神と人との隔てが

取り除かれたことを示しています。







次の聖歌は,

イエスの十字架の業を

賛美しています。



「カルバリ山の十字架」 

(新聖歌112)

1.

カルバリ山の十字架に付きて 

イェスは尊き血潮を流し

救いの道を開き給えり 

カルバリの十字架 我が為なり

ああ十字架 ああ十字架

カルバリの十字架 我が為なり


2.

かくも妙なる愛を知りては 

身も魂(たましい)もことごと捧げ

ただ哀れみに縋(すが)る他なし 

カルバリの十字架 我が為なり
 
ああ十字架 ああ十字架

カルバリの十字架 我が為なり


3.

イェスよ血潮を我に注ぎて 

今より我を清き宮とし

永久(永遠)(とこしえ)までも

住まわせ給え 

カルバリの十字架 我が為なり
 
ああ十字架 ああ十字架
 
カルバリの十字架 我が為なり






☆彡


イエスの死

(マタイ27:44-51)

「イエスといっしょに

十字架につけられた強盗どもも,

同じようにイエスをののしった。

さて,十二時から,

全地が暗くなって,

三時まで続いた。

三時ごろ,イエスは大声で,

『エリ,エリ,レマ,サバクタニ。』と

叫ばれた。

これは,

『わが神,わが神。

どうしてわたしを

お見捨てになったのですか。』

という意味である。

すると,それを聞いて,

そこに立っていた人々のうち,

ある人たちは,

『この人はエリヤを呼んでいる。』

と言った。

また,

彼らのひとりがすぐ走って行って,

海綿を取り,

それに酸いぶどう酒を含ませて,

葦の棒につけ,

イエスに飲ませようとした。

ほかの者たちは,

『私たちはエリヤが助けに来るかどうか

見ることとしよう。』と言った。

そのとき,

イエスはもう一度大声で叫んで,

息を引き取られた。

すると,見よ。

神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。

そして,地が揺れ動き,岩が裂けた。」


 

このとき立ち会った

ローマ兵の百卒長たちは

イエスを「神の子であった」と告白します。


(マタイ27:54 口語訳)

「百卒長,

および彼と一緒に

イエスの番をしていた人々は,

地震や,

いろいろのできごとを見て非常に恐れ,

『まことに,この人は神の子であった』

と言った。」





『わが神,わが神。

どうして

わたしをお見捨てになったのですか。』

(マタイ27:46)

は,詩編22:1からの引用です。



(詩編第22篇)
1 わが神,わが神,
なにゆえわたしを捨てられるのですか。
なにゆえ遠く離れてわたしを助けず,
わたしの嘆きの言葉を
聞かれないのですか。
2 わが神よ,
わたしが昼よばわっても,
あなたは答えられず,
夜よばわっても平安を得ません。
3 しかしイスラエルのさんびの上に
座しておられるあなたは聖なるおかたです。
4 われらの先祖たちは
あなたに信頼しました。
彼らが信頼したので,
あなたは彼らを助けられました。
5 彼らはあなたに呼ばわって救われ,
あなたに信頼して恥をうけなかったのです。
6 しかし,わたしは虫であって,
人ではない。
人にそしられ,民に侮られる。
7 すべてわたしを見る者は,
わたしをあざ笑い,
くちびるを突き出し,
かしらを振り動かして言う,
8 「彼は主に身をゆだねた,
主に彼を助けさせよ。
主は彼を喜ばれるゆえ,
主に彼を救わせよ」と。
9 しかし,あなたはわたしを生れさせ,
母のふところにわたしを
安らかに守られた方です。
10 わたしは生れた時から,
あなたにゆだねられました。
母の胎を出てからこのかた,
あなたはわたしの神でいらせられました。
11 わたしを遠く離れないでください。
悩みが近づき,助ける者がないのです。
12 多くの雄牛はわたしを取り巻き,
バシャンの強い雄牛はわたしを囲み,
13 かき裂き,ほえたけるししのように,
わたしにむかって口を開く。
14 わたしは水のように注ぎ出され,
わたしの骨はことごとくはずれ,
わたしの心臓は,
ろうのように,胸のうちで溶けた。
15 わたしの力は
陶器の破片のようにかわき,
わたしの舌はあごにつく。
あなたはわたしを死のちりに伏させられる。
16 まことに,犬はわたしをめぐり,
悪を行う者の群れがわたしを囲んで,
わたしの手と足を刺し貫いた。
17 わたしは自分の骨を
ことごとく数えることができる。
彼らは目をとめて,わたしを見る。
18 彼らは互にわたしの衣服を分け,
わたしの着物をくじ引にする。
19 しかし主よ,遠く離れないでください。
わが力よ,
速く来てわたしをお助けください。
20 わたしの魂をつるぎから,
わたしのいのちを犬の力から
助け出してください。
21 わたしをししの口から,
苦しむわが魂を
野牛の角から救い出してください。
22 わたしはあなたのみ名を
兄弟たちに告げ,
会衆の中であなたをほめたたえるでしょう。
23 主を恐れる者よ,主をほめたたえよ。
ヤコブのもろもろのすえよ,
主をあがめよ。
イスラエルのもろもろのすえよ,
主をおじおそれよ。
24 主が苦しむ者の苦しみをかろんじ,
いとわれず,
またこれにみ顔を隠すことなく,
その叫ぶときに聞かれたからである。
25 大いなる会衆の中で,
わたしのさんびはあなたから出るのです。
わたしは主を恐れる者の前で,
わたしの誓いを果します。
26 貧しい者は食べて飽くことができ,
主を尋ね求める者は
主をほめたたえるでしょう。
どうか,あなたがたの心が
とこしえに生きるように。
27 地のはての者はみな思い出して,
主に帰り,
もろもろの国のやからはみな,
み前に伏し拝むでしょう。
28 国は主のものであって,
主はもろもろの国民を統べ治められます。
29 地の誇り高ぶる者はみな主を拝み,
ちりに下る者も,
おのれを生きながらえさせえない者も,
みなそのみ前にひざまずくでしょう。
30 子々孫々,主に仕え,
人々は主のことを
きたるべき代まで語り伝え,
31 主がなされたその救を
後に生れる民にのべ伝えるでしょう。


2014-02-28 


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