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朝の光(聖書の言葉)

2013年 (Ma)

2013年 (Ma)




(一月)

庭に眼を凝らす朱玉や実千両

初月差す古里の家に憩あり

新春の挨拶交わし礼拝へ

桜島かすみたなびく初景色

初旅や幸い多かれと祈りつつ


(二月)

山茶花の紅の花びら道塞ぐ

開場を待つ日溜りや春の空

レクイエム聴きて祈るや春の宵

高き尾根なだらかな稜線山笑う

水仙の香り高めて軒の下


(三月)

空晴れて初音賜いし今朝の庭

旅客機の音心よし春の空

日を受けて雪柳の枝伸々と

友逝きぬ復活祭を前にして


(四月)

春雨に古代集落蘇る

迷い込む桜の園の静かなり

新緑の崖より落ちる滝仰ぐ

イースター讃美の声を高らかに

桜咲く城址で野点和の満ちる







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