十戒を受ける
(出エジプト20:18,19)
「民はみな,雷と,いなずま,
角笛の音と,煙る山を目撃した。
民は見て,たじろぎ,遠く離れて立った。
彼らはモーセに言った。
『どうか,私たちに話してください。
私たちは聞き従います。
しかし,
神が私たちにお話しにならないように。
私たちが死ぬといけませんから。』」
神はモーセを用いて,
イスラエルの民を
エジプトから解放します。
イスラエルの民は,葦の海をわたり,
その後シナイ山で十戒を受けます。
この十戒によって,
イスラエル民族は新しい民族とされます。
十戒の中心は,
唯一の神への信仰です。
○
(ヘブル12:18,19)
「あなたがたは,手でさわれる山,
燃える火,黒雲,暗やみ,あらし,
ラッパの響き,
ことばのとどろきに
近づいているのではありません。
このとどろきは,これを聞いた者たちが,
それ以上一言も
加えてもらいたくないと
願ったものです。」
○
モーセを通して,
イスラエルに与えられた十戒は
次の通りです。
1.主が唯一の神であること
2.偶像を作ってはならないこと
(偶像崇拝の禁止)
3.神の名をみだりに唱えてはならないこと
4.安息日を守ること
5.父母を敬うこと
6.殺人をしてはいけないこと
(汝,殺す無かれ)
7.姦淫をしてはいけないこと
8.盗んではいけないこと
9.隣人について偽証してはいけないこと
10.隣人の財産をむさぼってはいけないこと
1から4までは神と人との関係であり,
5から10までは人と人に関する項目
(同時に刑法の根幹)であります。
ユダヤ教の安息日は土曜日ですが,
キリスト教では
イエス・キリストの復活の日である
日曜日を「主の日」と呼び,
日曜日を主日として礼拝しています。
2019-04-02