ベツレヘムに生まれる
(ミカ5:2)
「ベツレヘム・エフラタよ,
あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが,
イスラエルを治める者が
あなたのうちからわたしのために出る。
その出るのは昔から,
いにしえの日からである。」
ミカは,迫り来るイスラ工ルとユダの滅亡と
ベツレヘムに生まれるメシヤ
(キリスト,救い主)を預言します。
ミカは南王国ユダでヨタム,
アハズ,ヒゼキヤの治世に預言しました。
ヨタムとヒゼキヤは善王でありましたが,
アハズは極悪の王でした。
そのためミカは政府の回復ただけでなく
その背教をも目撃しました。
故郷はモレシェテで,
ガテに近いペリシテの国境地方,
エルサレムの南西48キロにありました。
彼は預言者イザヤやホセアと
同時代の人でした。
ミカの使信は
イスラエルとユダの両国に向けられますが,
主にその首都サマリヤとエルサレムに対して
語っています。
○
彼の預言
(神から預かった,示されたことがら)は
3つのことがらです。
1,サマリヤとエルサレムの罪,
2,その滅亡
3,および回復でした。
これらの思想がミカ書の中で,
現在の荒廃と未来の栄光との間に
混じり合って語られています。
○
東からきた博士たち
(マタイ2:1-6口語訳)
「イエスがヘロデ王の代に,
ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき,
見よ,東からきた博士たちが
エルサレムに着いて言った,
『ユダヤ人の王として
お生れになったかたは,
どこにおられますか。
わたしたちは東の方でその星を見たので,
そのかたを拝みにきました」。
ヘロデ王はこのことを聞いて不安を感じた。
エルサレムの人々もみな,同様であった。
そこで王は祭司長たちと
民の律法学者たちとを全部集めて,
キリストはどこに生れるのかと,
彼らに問いただした。
彼らは王に言った,
「それはユダヤのベツレヘムです。
預言者がこうしるしています,
『ユダの地,ベツレヘムよ,
おまえはユダの君たちの中で,
決して最も小さいものではない。
おまえの中からひとりの君が出て,
わが民イスラエルの
牧者となるであろう』」。
2015-10-28