今日はお仕事の話

今日は浜名湖競艇でのお仕事でした
ちょっと専門的な話になってしまうかもしれませんがご勘弁を
今日はシリーズ最終日で最終１２Ｒは優勝戦
断然の人気は１号艇
ＳＧという競艇界最高峰のレースを２回も勝っている田頭選手
このシリーズは７戦６勝２着１回という圧倒的な強さで
間違いなく優勝するだろうと誰もが思っていました
しかし、ふたを開けてみると
６コースの向所選手が目の覚めるようなスタート攻勢をかけ
内側の５艇を一気に飲み込んでの大まくり
鮮やかな優勝劇、まさに快勝でした
配当も３連単で１１万１７０円の超高配当
いったい誰がこの展開を予想したでしょうか
その優勝者インタビューを担当させていただいたのですが
思っていなかった展開に驚きと興奮で
頭の中はもう真っ白
インタビューはもうめちゃくちゃで反省しきり
ただただ、向所選手のすがすがしい笑顔がとても印象に残っています

今日はもうひとつ印象深い出来事がありました
選手生活３５年、生部選手がラストラン
今日をもって引退となりました
生部選手、静かにそっと最後の時を迎えたかったということで
引退を決意していたことをずっと胸の内に秘めていたそうです
が、おとといになってそれを聞いた同じ支部の後明選手が
お世話になった大先輩の引退に花を添えたいと
インタビューをしてほしい、そのＶＴＲをプレゼントしたい…と
急遽お願いされ、インタビューをすることに
最後のレースは１号艇
インコースから早いスタートを決めながらも残せず５着でした
ピットに上がってきた生部選手を出場選手全員が
お疲れ様でしたの声と拍手で出迎え
花束を受け取った瞬間、生部選手の目から光るものが…
思わず私もうるっときてしまいました
その後のインタビューでご家族の話になった時
こらえていた涙があふれました
その後も感無量といった感じでなかなか涙が止まらなかった生部選手
人情派レーサーといわれるゆえんですね
インタビューの後、同じ滋賀支部の中西選手、吉川選手から
ありがとうとお礼を言われました
後輩に慕われている生部選手の引退をとても残念に思うとともに
滋賀支部の選手たちは人格者揃いだなと思った出来事でした