
みんなに迷惑をかけずにすんで良かった。
奥会津の山はまだまだ冬山で、素人が立入ってはいけない所でした。
記
日時:2014/06/13(金)~06/14(土) 雨時々曇り
行先:会津駒ヶ岳(標高2132.4M)
計画:06/13 AM05:00滝沢登山口→AM06:15水場→AM07:45駒ノ小屋→AM10:45滝沢登山口


梅雨入り後、異常とも思われるような大雨が続いていましたが、
今週末なんとか回復傾向の予報。
前夜に入り、夜半には星も見えていました。
明るくなるのを待って、登山口の直ぐ下まで車を入れました。

この時点では雨は降っておらず、時折晴れ間も見えていました。


立派な登山口がありました。

薄日が差していました。




途中の水場までは順調に上がって来ました。
この辺りから残雪が現れました。

以降、冬山の様相が続き。

天候が悪化し、雨が強くなり。

ガスも出始めて視界が利かなくなりました。

コース上の目印が少なく、方向が定まりません。
帰りの事を考えて目印を付けて登ります。

途中、木道から雪渓をトラロープが張ってあり
それを伝うようにトラバースして直登すると小屋が見えてきました。



駒ノ小屋に着きましたが、小屋は閉まっており
暴風雨の中、休憩も出来ないのでとりあえず山頂を目指しますが、
ホワイトアウト状態の中、山頂がどの方向にあるのかも分からない状態。
しばらく登ってみましたが、一寸先も見えない視界に加え、
雨風が強く引き返しました。
またトラロープを伝って下山しますが、ここからが大変でした(涙)。
天候はますます悪化し、濃いガスの中方向が定まらず。
間違った道を下ってはまた登り返しを繰り返し。
一時は全く道が分からなくなり、パニック状態に・・・。
トラロープが始まる木道を見つけた時には本当に涙が出そうになりました。


下山は写真を撮るどころでは無く、小屋から3時間かけてやっと下山できました。


今回お世話になった檜枝岐キリンテにあるかわばたキャンプ場
このキャンプ場の管理人平野さんがとても親切な人で、
雨が降るので受付小屋の隣にテントを張りなさいとの事。
テーブルも付いており、お陰で全く濡れずにすみました。


おまけに温泉の無料券も頂いちゃいました。
公衆浴場 「燧の湯」。
左が新設になった「燧の湯」。
右が旧館。

初めて家族で尾瀬を訪れた帰り、この旧館の温泉に入りました。
もう今から20年以上も前で、Mieが幼稚園の年少さん(3歳)でした。


入浴後は「歴史民俗資料館」を見学。




一度は観てみたいと思っていた、
檜枝岐の舞台(国指定重要有形民俗文化財:昭和51年8月23日指定)を見学。
村内唯一の生鮮食品を扱っているJAのスーパーで食料を仕入れて。


キャンプ場に戻って来ました。


キリンテのバス停前にある、「キリンテ白樺キャンプ場」の茅葺(かやぶき)屋根の古民家。


囲炉裏と薪ストーブのある部屋は宿泊もできるそうです。
右の天井から吊り下げてある「物体」。
何と、男性の「シンボル」(笑)。
火の用心のお守りなんですって!。


このバンガローとキャンプ場を平野さん1人で切り盛りしています。
ホームページもご自身で作成管理して、凄いパワーです!。

イワナが泳ぐ池もあり。

雪解け水の中にビールを冷やして。

ご飯を焚いて。

JAで仕入れた肉で1人焼肉。

平野さんが、野草の天ぷらを差し入れてくれました。

シメは無印のバターチキンカレー。

食後はドリップコーヒーを飲んで、
下山路を見失いパニクった状況を思い出し
改めてホッと一息つけた瞬間でした(苦笑)。
初めて檜枝岐を訪れて20数年が経ち、
何時もは尾瀬の往き帰りに通り過ぎていた場所でしたが、
予約もせず偶然立寄ったキャンプ場にお世話になったお陰で
奥会津の自然の豊かさと人情の厚さを感じた二日間の山旅でした。
管理人の平野さん、改めてお礼申し上げます。
お世話になりまして、ありがとうございました。
次回は予約してお伺いします(笑)。
おしまい
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