徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

百歳以上が、8万人突破!

2020年09月15日 | 随想

 いまの世の中、敬老の日と言ってもピンと来ないが、百歳以上の人が増えると

いうのは、まことに目出度いことである。

 

 現時点で、100歳以上になられた方々が、全国で80、450人おられる

(厚労省発表)とのことであるが、うち70、975人が女性だそうで、どうも

男性軍は旗色?が悪そうである。

 

 平均寿命でも、男性のそれは女性に遠く及ばないのであるが、これらの「差」は

一体何から来るのだろうか?

 むかしから「男性は体力や神経をすり減らして働くから」とか、「女性は種族を

保存するという実に重要な使命を帯びているから」とか、まあ色々もっともらしい

話は聞いたことがあるが、(勉強不足のため)その真実は分からない。

 

 が、まあ、それはそれとして、注目すべきは、100歳以上の方々の増加ぶりで

ある。

 統計を取り始めた1963年には全国で153人だったものが、その後どんどん

増え始め、1981年には1、000人を超え、1998年には10,000人の

大台を突破。

 50,000人を超えたのが2012年というから、その増加スピードが分かろう

というものである。

 

 ちなみに、我が国の最高齢者は田中カ子さんで、御年117歳! あのギネスにも、

生存世界最高齢者と認定されているというから、凄いのだ。

 付け加えると、男性の国内最高齢者は110歳。と のことである。

 

 最近の本屋さんに、「100歳人生を云々・・・」といった表題の本がやけに目立つ

と思っていたが、これで納得。と いう次第。

 が、世の中、何事によらず、喜んでばかりもおられないのが辛いところだ。

今度の自民党総裁選で勝利した菅新総裁(明日には、新総理大臣)が、新聞記者の質問に

対して「将来的には消費税を引き上げざるを得ない」と述べていたが、人口減少が今のまま

続くとすれば、いずれ「少子化問題」で国が危うくなること必定である。

 

 政府もイツのころからか、内閣に「少子化担当大臣」なんてポストを設け、女性閣僚を

任命してきたが、その成果はまったく見えないどころか、益々深みにハマりつつある?

 

 秋田の農家出身という異色総理が誕生した今、それこそ渾身の力を込めて、この問題に

取り組んで欲しいものである。

 


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