徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

良いことばかりは続かぬもの

2016年10月03日 | 随想
 人生、本当に良いことばかりは続かぬものだ。
もうすぐ大阪で子供たちに会えるという楽しみがある一方、今日は辛くて寂しい出来事があった。

 夫婦同士で食事会をしていた友人の奥様が怪我をして、ずっと続いてきた蕎麦の食事会を今回限りで
打ち切りとせざるを得なくなったのである。
 この友人とは蕎麦の会はもちろんこと、長年のお付き合いがあった。

 彼は心筋梗塞と脳梗塞を患いながらも、奥様の助けを借りて明るく生きようと頑張っていた。
だが、その奥様が転倒によって大きな怪我をしてしまったのである。
 常々「二人合わせて、やっと半人前」なんて笑っていたが、これは本当に冗談など言っていられる
事態ではない。

 彼の心情を思うと慰める言葉も無く、彼を励ますべき私自身も退院直後の身。
しかもお互い、後期〇〇と呼ばれる高齢者。まさに、人口減少に悩む田舎社会の縮図を体現していると
いうほかはない。

 それにしても、こんなに早くわが身にその現実が降りかかってくるとは・・・